Live USBで『elementary OS』…変更や設定保存できる!

このOSは、Ubuntuベースのディストリビューションで、起動後の変更やアップデートなどを保持できるLive USBにすることが可能です。

また、デフォルトでのアプリケーションは、必要最低限のアプリのみで、すっきりしています(後から簡単にインストール可能)。

『elementary OS』について、参考にしていただける記事がありますので、よろしければご覧ください。

『elementary OS』シンプルで良い…アプリは選んで入れる!
『elementary OS』は、シンプルで使いやすそうなデスクトップ環境で、プリインストールされているアプリも必要最低限。推奨システム要件は、テストしてみると最小システム要件と思ったほうが良いでしょう。メモリ:1GB、空きディスクスペース:15GB…
『elementary OS』0.4.1インストールで日本語を設定するも…?
『elementary OS』のインストールについて、isoイメージのタウンロードは、公式サイトから行いますが、価格は自分で決めることができますので無料も可能です。USBメモリへの書き込みは、UNetbootinで行い、問題なくライブ起動出来ています。
『elementary OS』日本語化と日本語入力…これで使える!
elementary OSを日本語設定してインストールしたけれど…再起動後にデスクトップ表示やメニューなどは、英語のままでした。まずは「AppCenter」でアップデートしてから、Language & Region を開いて日本語設定を行います。
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設定保存できる『elementary OS』 Live USBの作成

elementary OSのisoファイルをUSBメモリに書き込みます。

そして、アップデートなどによる変更や、日本語設定を保存できるようにします。

必要な書き込みソフトは、「UNetbootin」です。

多少容量が大きめのUSBメモリを、用意する必要があります(最低4GB)。

今回は、4GBのUSBメモリで作成しますので、変更や設定を保存できるスペースを、2.1GBにしています。

このスペース容量の決め方は、isoファイルの容量とUSBメモリの容量を考慮して決めます。

具体的なLive USBの作り方は、以下の記事を参照願います(ディスクイメージを選択する方法)。

Live USB・インストールメディア作成…『UNetbootin』 はフリー・簡単・便利!
『UNetbootin』は、約40種類のOSや、そのバージョン等を選んでダウンロード。そのままブート可能なUSBメモリや、USBハードディスクドライブを作成することが可能なフリーソフトです。もちろん、直接isoファイルをダウンロードして、利用することも可能。

 

推奨システム要件

  • CPU:Intel Core i3 またはそれと同等のデュアルコア 64bit プロセッサー
  • メモリ:1GB

ライブ起動なので、空きディスクスペースは省いています。

 

ダウンロード

公式サイトから

http://elementary.io/

追記(2019/01/31):この記事で利用しているisoファイルは、以下になります。

elementaryos-0.4.1-stable.20180214.iso

なお、次のバージョンのLive USBの記事は以下を参考にしてください。

Live USB『elementary OS 5.0』設定保存可能…予備のOSに!
elementary OS 5.0を設定保存できるLive USBに!USBメモリへの書き込みには、UNetbootinが必要。USBメモリは最低4GBの容量が必要。変更や設定を保存するスペースには2.2GBを割り当て(isoファイルとUSBメモリの容量から)。

 

Live USBの起動後の作業

UNetbootinで、USBメモリに書き込みが終了したら、USBメモリからPCを立ち上げます。

もし、現在のOSが立ち上がってしまったら、BIOSなどの設定変更が必要です。

最初は、Applications > System Settings > Language & Region を開いて、言語設定を行います。

言語設定がきちんとインストールされていないので、「Complete Installation」をクリックして完了させます。

 

次は、左の項目から「日本語」を設定し、「Set language」ボタンを押して、再起動します。

他の項目は、うまく設定できないので、日本語表示にしてから対処します。

なお、ログアウト・ログインではなく、再起動しているのは、設定の保存ができているのか確認のために行います。

 

再起動後の処理

再び「言語と地域(Language & Region)」にアクセスすると、言語の部分が多分「English」にもどっていると思いますので、その場合「日本語」に設定します。

また、フォーマットの部分が読めるようになっていると思いますので、「日本」に設定し「普段使う言語に設定」ボタンで確定します。

次は、日本語入力設定ですが、簡単なのでコマンドでやってしまいましょう。

ターミナルを開いて、以下のコマンドを実行します。

まずは、アップデートから行います。

$ sudo apt-get update

日本語入力は「fcitx mozc」をインストールします。

$ sudo apt-get install fcitx-mozc

インストールの途中で確認がありましたら、「Y」で進めてください。

終わったら、ログアウト・ログインを行えば、日本語入力ができるようになっています。

なお、ライブユーザーのパスワード入力は不要です。

 

これで、設定保存もできており、日本語化と日本語入力も完了しましたので、取りあえず利用可能になりました。

 

まとめ

Ubuntuベースの『elementary OS』を設定保存できるLive USBに!

推奨システム要件
  • CPU:Intel Core i3 またはそれと同等のデュアルコア 64bit プロセッサー
  • メモリ:1GB

ダウンロードは公式サイトから

設定保存できるLive USBの作成
  • UNetbootinが必要
  • 多少大きめのUSBメモリが必要(最低4GB)

USBメモリに書き込みが終了したら、USBメモリから立ち上げ日本語設定等を行ってください。

少し手間取る部分もありますので、詳しくは上記「再起動後の処理」をご覧ください。

 

コメント

  1. 匿名 より:

    まったくもって設定保存されない。
    何の参考にもならん。

    • editor より:

      コメントいただきました件について、詳しい内容もありませんでしたので、取り急ぎ、現在のバージョンと、この記事が書かれた当時のバーションで、ライブ起動でファイルを作成・保存し、再起動して調べましたが、どのらのバージョンともファイルは存在していました。

      この内容を読んでいただけるかわかりませんので、これ以上は進めませんが、再起動後も保存は可能ということだけは確認しました。

      ただし、当方のパソコン環境によりますので、ご了承ください。

      また、この記事で利用しているisoファイルのバージョンが書かれていないと、今後いつか問題が発生するといけませんので、”追記”としてこの記事で利用しているisoファイルと、現在のバージョンでLiveUSB化している記事のリンクを記事中に貼っておきます。

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