OSのバーションナンバーや、ソフトウエアー、ネットサービスなどの後についてくることがある「Alpha」「Beta」「RC」などの文字。
いまさら意味がわからない方は、あまりいないとは思いますが、なんとなく雰囲気で理解している方もいるのではないでしょうか?
このブログでは、アルファ版の製品やOSなどを取り上げることはまずありませんが、ベータ版や、RC版は取り上げますので、念の為に確認をしておきたいと思います。
アルファ・ベータ・RCってナニ?
そもそも、これらの語句は、製品やサービスの開発段階や状態を示しています。
そして、Linux等のOSでの開発段階を示す表記として、テスト用のisoファイル等に記載され公開されています。
通常、よくみるのは以下の4つになりますが、最後の「Stable(安定版)」については、流れを理解しやすくするために、載せました。
- Alpha
- Beta
- RC(Release Candidate)
- Stable
すべて、この順番で公開されているわけではありませんし、RCがなかったり、Betaもいくつかのステップを用意したりすることがあります(もちろん、ディストリビューションごとに様々な管理方法もあると思います)。
アルファ(Alpha)版とは
主に開発者やテスター向けに公開されているテスト版で、バグなどの問題が多数存在する可能性があり、システムに影響が及ぶこともあるため、公開されていても、試す場合には、それなりに対処できることが前提となります。
ベータ(Beta)版とは
製品として正式にリリースする前段階で、ある程度の人数に利用してもらうことで、その製品について気づいたことや、バグなどの問題点を洗い出すために用意された試用版という位置づけになります。
また、ベータ版を試して何らかの問題が発生した場合、OSでは、フォーラムで相談したり、掲示板などで相談するなどして、基本的に自分で対処する必要があります。
RC(リリース候補≒製品候補)版
RCとは、Release Candidateの頭文字から来ており、正式な製品のリリース候補という位置づけです。
RCのところは本当は「ガンマじゃないの?」って言われそうですが、ガンマという表記も探したらありました。
実際には、ほとんど見ることはないでしょうが、意味合いとしては同じです。
すべてこの形(流れ)で開発していくとは限らない
アルファ→ベータ→RC
開発段階について、この流れではなくもっと細かく設定している製品やサービスもありますし、そもそもベータレベルでは、一般にテストさせないところもあります。
ベータ版もBeta1、Beta2と進める場合もありますし、RC版もRC1、RC2と進めることもあります。
まとめ
「Alpha」「Beta」「RC」など、いまさらですが、確認しておきます。
アルファ・ベータ・RC…これらは、製品やサービスの開発段階や状態を示します。
アルファ版とは
- 主に開発者やテスター向け
- バグなどの問題が多数存在する可能性
- システムに影響が及ぶこともある
ベータ版とは
- 製品として正式にリリースする前段階
- バグなどの問題点を洗い出すため
- 試用版という位置づけ
- 問題が発生した場合は基本的に自分で対処
RC版
- RCとは、Release Candidateの頭文字
- 正式な製品のリリース候補という位置づけ
アルファ → ベータ → RC で開発していくとは限らない
- もっと細かく設定している製品やサービスもある
- ベータレベルで一般にテストさせないところもある
- ベータ版でBeta1、Beta2と進めることもある
- RC版でRC1、RC2と進めることもある
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