Red Hat社が支援するコミュニティーによって開発されているLinuxディストリビューションで、最新の技術を積極的に取り込むOS「Fedora」。
その Fedora 28 のリリースが5ヶ月ほど前(2018年5月)になります。
そして、今回はFedora 29のベータ版(GNOME 3.30)がリリースされたので、試してみました。
まあ実際には、インストールして少し使ってみたというレベルです。
ちなみに、Fedora 28 に関しては、以前記事にしていますので、よろしければご覧ください。
デスクトップはこんな感じ
以下の映像は、VirtualBox(Ver.5.2.18)にて起動・メニューなどの操作確認を行いました。
なお、メモリの割当は2.8GBに設定しています。
いつもは、2GBで揃えているのですが、デスクトップ環境がGNOMEであることや、録画状態の負荷のため、低スペックPCの反応が鈍すぎたので、メモリの割当を少し多くしました。
試してみて感じたこと
VirtualBox上ですが、すごく簡単にインストールできましたので、これからLinux OSを始めてみたいという人でも、インストール自体は簡単にできます。
さらに、Fedora 28 においては、インストール後に日本語入力の設定でひと手間必要でしたが、Fedora 29 では不要でした。
インストールが終了し、再起動した段階で日本語入力ができるようになっていました。
導入までのレベルでは、より簡単になっているようです。
他にもあるデスクトップ環境
デフォルトデスクトップはGNOMEですが、以下のデスクトップ環境も用意されています。
Fedora 29 Beta デスクトップ Spins
- KDE Plasma:64bit版のみで重め
- Xfce:軽量、高速、簡単
- LXDE:軽量、高速、低リソース
- LXQt:軽量、Qtベース
- MATE:クラシックな Fedora デスクトップ環境
- Cinnamon:Linux Mintでおなじみの使いやすい先進的な環境
など
システム要件
- CPU:1GHz以上のプロセッサ
- メモリ:1GB以上
- 必要な空きディスク容量:10GB以上
上記の記述が公式サイトにありますが、このシステム要件の場合、GNOMEでは厳しいでしょう。
より、軽量なデスクトップ環境を選択して、Xfce,LXDEあたりが適当かと思います。
ダウンロード
公式サイト
Fedora 29 Beta Workstation のダウンロード
https://getfedora.org/workstation/prerelease/
Fedora 29 Beta デスクトップ Spins のダウンロード
KDE Plasma、Xfce、LXDE、LXQt、Cinnamon、SoaS、など
https://spins.fedoraproject.org/prerelease
Fedora 29のリリースは?
予定では、来月(2018年10月)末にはリリースされそうですので、楽しみにしています。
まとめ
Fedora 29のベータ版(GNOME 3.30)がリリース!
インストール自体は、すごく簡単にできます。
また、日本語入力は、インストールが終わって、再起動した段階で、できるようになっています。
とりあえず使える(導入)までのレベルでは、Fedora 28 より簡単になっているようです。
他にもあるデスクトップ環境、Fedora 29 Beta デスクトップ Spins
KDE Plasma、Xfce、LXDE、LXQt、MATE、Cinnamonなど
ダウンロード
公式サイト、Fedora 29 Beta Workstation のダウンロードより
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