最近やたらと多いネット上のサービスにおける情報流出と、アプリなどによる過剰な個人情報やデータの収集。
どちらも問題なのですが、なぜか事がおおきい割に、あまり騒ぎになりません。
不思議に思う方は、あまりいないのでしょうか?
サービス不備やセキュリティの甘さ
通常ネット上のサービスは、大手の肝いり新規サービスでないのなら、取り敢えずスタートさせダメなら潰せばいいやという軽い感じで運営を始めることがあります。
最近はあまり見かけなくなりましたが、永遠にβ版から進化しないものもあり、サービスの不備も多々ありました。
物理的な店舗サービスではないので、セキュリティ面も担当者や事業者の考えで大きく変わってしまいます。
そのためとは言い切れませんが、不要な情報の収集や保存、流出が止まらないということもアリそうです。
利用規約とは誰のために存在するのか?
事業者側とユーザーがサービスを利用するにあたって、問題が起きないようなスムーズな運用を行うためにあると思います。
もし、このような考えの元に作られていなくても、結果的にユーザーが問題なく利用するということは、最終的に事業者側の安全対策になります。
たとえ、取り敢えずスタートさせた新規サービスだとしても、問題が発生すれば事業者に何らかの制裁や負担がかかります。
逆に言えば、そのようなサービスや事業者にとって、利用規約は非常に重要になります。
実際に利用規約を作った時の話
実際に作った事が有る人も結構いるとは思いますが、どの点に気をつけたでしょうか?
以前、会社の仕事でネット上のサービスに対して作った時には、ユーザー間のトラブルの対処方法でサービス提供側に問題が振られないようにしたり、クレーマーによる意味不明のゴタゴタに巻き込まれないような内容にしたりと、ユーザーのことは考えますが、一番気にしたのは、やはりサービス提供(事業者)側の安全でした。
そして、必ずあとから問題が見えてくることを想定して、規約の変更について最初に触れておくことでした。
いつの間にか変わる利用規約もある
十分時間をかけて、しっかり読み込んだ利用規約も、あるとき規約が変更になっていることもあります。
なかには、最初から「規約変更の連絡はしない」と書かれているものもありました。
ちょっと驚きですが、今そのサービスがどうなったかはわかりません。
そのようなこともあるので、規約があるから安心・安全、きちんとユーザーのことを考えてくれていると思わない方が、それこそ安心・安全です。
タダほど高いものは無い
「無料のサービスだし、大きい会社が運営しているから規約もしっかりしているはずだし、面倒だから読まないでもいいや」と思っていたら色々な個人情報を収集された挙句に、情報流出に合うかもしれません。
昔の人はよく言ったものです。
「タダほど高いものは無い」つまり、「無料のサービスほど高くつくものは無い」ということでしょう。
自分のことは自分でしっかり守る
大手が提供する無料サービスは、非常に有益で、現在利用していれば、いまさら無いことには出来ないのも事実です。
であれば、いまからでもしっかりと利用規約に目を通して、理解してから少しでも安全に利用するべきです。
規約を読んだから安全とは言えませんが、何も知らないよりましです。
最近のアプリでは、知らないうちに勝手に情報を収集保存しているものも有りますので……
まとめ
やたらに多い個人情報の流出と収集、あまり問題になっていないのは、利用規約のせいでしょうか?
利用規約は誰のため?
一番気にしたのは、サービス提供側の安全。
途中で変わる利用規約
きちんと読んだし、規約があるから安心・安全とは限りません。
解釈の違いや、そもそも言わないで情報収集していることもあり得ます。
自分のことは自分で考え行動する
- 今からでも規約は読む
- ネットに上げた情報は、いつか必ず漏れる(知らないうちに収集されていることも……)
- 利用の仕方や、ネットに上げる情報は吟味する
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