ネットサービスや通販の新規会員登録や問い合わせなどで利用させるWEB入力フォーム。
今やネット上のサービスで利用しないところは、殆どありません。
そして、その入力フォームに慣れるに従って、反射的にササッと入力を済ませて、ポンと送信ボタンを押してしまっていませんか?
何か問題なのか……なんの事だかわからないという方は、もしかすると注意が必要かもしれません。
入力フォーム設置側の心理
サービス提供者が入力フォームを用意する時は、最低限必要な個人情報以外にも入力欄が存在していることと思います。
サービス提供側が、各種の個人情報を元にビジネスで有効利用したいと考えるのは当然です。
そのため、ユーザーが入力を途中でやめない程度の項目数で、個人情報の入手を考えるケースが多々あると思われます。
実際の入力フォームはこんな感じ
あまり多いと入力をやめられては困りますので、必須や任意という形で収集することが多々あります。
しかし、この必須や任意というのも曲者で、わかりやすく表現しているフォームや、ユーザーが間違って全て入力してしまうような形式に作られている意図を感じるものがあります。
基本的なスタイル(こうあるべき)
入力する部分近くに「必須」または「任意」などきちんと表示されているフォーム
必須以外にも書いてほしいと意図を感じる
入力する部分の「名前」や「メールアドレス」などの文字の側に「 *」などのマークだけ書いてあり、送信ボタン付近に「 *は必須項目です」などと記載されていたりします。
必須も任意も何も記載やマークがない
書きたくない部分を空白にして送信ボタンを押すと、○○が書かれていないなどの注意が出て、記入を促されます(本来ならば全部必須と書くべき)。
この場合は、一度書いて送信ボタンを押していることもあるので、抵抗が低くなっていて、なんとなく指示通りに書いて送ってしまう方も多いことでしょう。
できれば実名や細かな住所も欲しい
多くのユーザーはハンドルネーム登録しているにもかかわらず、実名登録をしてもらいたいと思う何らかのサービスにおいて、ちょっとした策を講じている場合があります。
名前の入力フォーム部分で、漢字で「名前」などと書いておき、場合によっては例をあげて”鈴木一郎”などのように書いておきます。
すると、そのサービスなどをよくみていない人が、つい実名で登録してしまうことが起こりえます。
また、その登録した名前でレビューなどをすれば、それを見た新たなユーザーが実名登録してくれるかもしれません。
住所についても名前と同じように、入力部分を任意としていても入力例が書かれていると、つい書いてしまう人もいるでしょう。
サービス提供側の過剰な情報収集には注意
スマホアプリなどにしても勝手に情報を収集したり、最近のネット上における過剰な情報収集には困ったものです。
今回のテーマのように入力フォームについては、注意して必要以上と思われる個人情報を送らないように注意することはもちろんですが、明らかに不要と思われる情報を必須にするようなサービスには登録しないほうが良いでしょう。
まとめ
WEB入力フォームで必要以上に個人情報を与えていませんか?
ネット上の入力フォームにおけるサービス提供側の心理
- 個人情報を出来るだけ多く収集したい
- できれば実名や細かな住所も欲しい
個人情報を利用して、有利にネットでの商売を行うには、上記のように思うことも多いでしょう。
サービス提供側の過剰な情報収集
ちょっとしたテクニックを使って(無意識かも?)、つい入力してしまうようになっていたりします。
明らかに不要と思われる情報を必須にするようなサービスには、登録しないほうが良いでしょう。
コメント