最近は、単なる情報流出よりも不正ログインによる被害のほうが、目立つようになってきました。
問題が起きてしまった企業においては、他から流出したIDやパスワードの使い回しなどから、不正ログインが起こったのか…それとも自サービスのセキュリティの不備が主たる問題なのかは、大きな違いになります。
極端な言い方をすれば、最初に情報(IDやメールアドレスとパスワード)を流出させたところが悪いとなり、またパスワードを使いまわしていたユーザーが悪いということも出来てしまいます。
もちろん、自サービスにセキュリティの不備があれば、そんなことは言えなくなってしまいますが……
使っていないアカウントから情報流出の可能性
よく問題になるのはパスワードの使い回しですが、使っているネット上のサービスならば、ユーザー自身もそれなりに注意していることでしょう。
しかし、無料サービスでスパムメールの温床となってしまったフリーメールアドレスなどは、放置してそのまま忘れていたりしませんか?
そのようなアカウントからのパスワード流出は、気が付かないことも多いでしょう。
もし、気づかずにパスワードを使いまわしていたら大変です。
使わなくなったサービスをチェックしてみよう
フリーメールは当然ですが、それ以外でもパスワード設定が必要なサービスはいくらでもありますので、いままでにアカウントを作成して放置しているネット上のサービスがあれば、一度しっかり処分するなどの対応が必要です。
それらのサービスが廃れてくれば、企業として万全のセキュリティ対応をすることができなくなってきます。
大きな企業ならば、それなりの対応はするでしょうが、小さい企業の場合は少し不安になります。
- フリーメール:取り上げるまでもないですね
- フリーホームページスペース:ブログが流行る前に少し流行し、アカウントだけのこしていることはないでしょうか?フリースペースのアカウントから、ネットサービス自体の総合アカウントになっている場合もあります。
- フリーブログサービス:下火になり、ブログサービス自体も終了になってきてはいますが、アカウントを残したまま放置している人が多いのではないでしょうか?
- SNS:同一サービスで複数のアカウントを持っている人も多いと思いますので、使わないサービスやアカウントについては、早めに処理をしたほうが良いでしょう。
アフィリエイトなどの稼ぐ系は忘れやすい
無料のネットサービスばかり思い出していても、意外と盲点になるのが稼ぐ系です。
アフィリエイトやアンケートのアカウントなど、稼げないから放置になっていたりしませんか?
一度だけ購入したネットショップ独自のアカウントも注意
これも盲点になるのではと思いますが、購入の際にポイント付加などの謳い文句で登録して、そのまま一度しか利用していないというネットショップのアカウントはありませんか?
クレジットカードで入金していたり、住所や名前、電話番号なども登録しているはずですので気になるところです。
とにかく不要なアカウントは、全て処理出来る時にしておくほうが安全です。
登録していたサービスを思い出せない!?
使っていないネット上のサービスを放置していたとして、すでに忘れてしまっていて思い出すこともできないということもあると思います。
そんな時は、可能であれば古いメールを確認してみると良いでしょう。
以前登録した古いサービスのアカウント情報があったりします。
まとめ
ネットの利用歴が長い人は、最近ネット利用した人よりも逆に注意が必要かもしれません。
古いサービスで使っていない忘れているアカウントに、使いまわしパスワードを設定している可能性がないとは言えません。
使っていない放置したネット上のサービスから、IDとパスワードが流出し、その中に使い回しパスワードがあった場合は、色々なサービスで不正ログインされる危険姓があります。
使っていない各種アカウントを処分しよう
- フリーメール
- フリーホームページスペース
- フリーブログサービス
- SNS
- アフィリエイト
- ネットショップ独自のアカウント
- 各種ネットサービス
上記以外でも、まだまだあると思います。
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