先日もコンテンツ配信サービスで、記事投稿者のIPアドレスを第三者が見ることができてしまうという不具合による漏洩が起きました。
このサービスでは有名人も利用しており、漏れたIPアドレスと投稿時にIPアドレスが確認できる他のネットサービスとで比較されてしまうということが起きました。
固定のIPアドレスを使うことは企業以外ほとんどないと思われますので、個人の特定はなかなかできませんが、投稿時間が近かったりすると同一人と思われてしまうこともあります。
個人がフリープログラムを使って設置可能
そもそも、まだGoogleが出てくる前のYahoo検索エンジンが幅をきかせていた頃、ネット上の各種サービスは個人が設置していたものが多数ありました。
そのような個人サービスでは、投稿者のIPアドレス、ネットの利用環境(パソコンOSやブラウザー、プロバイダー他)などもログにしっかりと記録され、掲示板などのプログラム設置者ならば閲覧できます。
その当時は、まだアクセス情報をゴマかせるようなレベルの利用者も少なく、ほぼ正しい情報が記録されていたと思います。
最近では、個人が運営するサービスの殆どは淘汰され企業運営になってきてはいるものの個人に毛の生えたレベルの企業もあるでしょう。
個人運営レベルの掲示板やSNSならば……
個人運営のネットサービス管理者ならば、誰かに断りを入れる必要もなくアクセス情報を確認することが出来てしまいます。
また、個人運営でなくてもフリーで提供しているサービスならば、管理担当者がアクセス情報を興味本位に閲覧しても誰も気にしないかも知れません。
まるで、ドクターが異性を診察するように……
利用規約やプライバシーポリシーがある
たとえ、ネット上のサービスに利用規約やプライバシーポリシーが目立つように表示されていても、本当に遵守されているかの判断は難しいと思います。
つい2〜3日前には、意図したものでは無いと思いますが、表面上削除されたデータを長期間保存されていたという大手のサービスがあったと報道されていました。
ネットにアップした情報は必ず漏れる!?
不具合による情報の漏洩、管理担当者による興味本位の閲覧、意図しないシステムの仕様、さらにはクラッキングやフィッシングなどによる悪意のある情報の取得など、ネットにアクセスした情報やアップした内容は、いつかどこかで漏れても、なんら不思議はありません。
逆になんの疑問もなく信頼できるほうが、不思議とすら思えます。
ネットにあげた情報は、漏れる前提で行動することで、万一実際に漏洩被害にあっても最小限の損害で済むでしょう。
まとめ
不具合や意図しない仕様があちこちに……
コンテンツ配信サービスで、記事投稿者のIPアドレスを第三者が見ることができてしまうという不具合による漏洩が発生。
表面上削除されたデータを長期間保存されていたという大手のサービスがあった。
ネットにアップした情報は必ず漏れる!?
漏れる前提でネット活動することで、万一漏洩被害にあっても最小限の損害で済ませましょう。
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