サポート切れWindows OSがインストールされている32bitパソコン。そんな古いPCでも使える無料OSについて、このところ続けて記事にしてきました。
今回もまた、少ないメモリでも起動でき、32bitに対応できるSparkyLinux の安定版、バージョン4.8.1について取り上げます。
これからインストールするPCをVistaクラスと想定
Windows Vista の推奨最小要件
- CPUは、800 MHz、32 ビット (x86) のプロセッサ
- メモリは、512 MB
その他のシステム要件もありますが、概ねCPUとメモリの2つがポイントになります。
SparkyLinux 4.8の最小システム要件
今回のインストールに必要な情報のみ
- CPU:i686
- メモリ:256 MB – LXDE, LXQt, Openbox、512 MB – MATE, Xfce
インストールしたisoファイル
sparkylinux-4.8.1-i686-lxde.iso なので、最小システム要件はメモリ256MBと、古いPCでも稼働できます。
SparkyLinux 4.8をメモリ256MBで起動
VirtualBoxで、メモリを256MBで起動させてのメニュー操作になります。
さらに、オフィスソフトの起動状況で、日本語入力についての変換速度などをご覧ください。
このレベルでメモリが256MBですから、Windows XPが入っているパソコンでも、起動できそうなものがありそうですね。
なお、VirtualBoxのため実機とは異なりますので、ご了承ください。
古いPC実機でライブ起動の確認
VirtualBoxとは異なりますので、実際に古い10年以上前の元Windows XPパソコンで、SparkyLinux 4.8をライブ起動させてみました。
ライブ起動確認用PCのスペック
- CPU:Celeron M 360J 1.4GHz/1コア
- RAM:256MBに512MB増設(計768MB)
起動からメニュー操作、オフィスソフトの起動と入力について、試してみました。
ライブ起動の状況は、OSの立ち上がりが思ったより遅く、数分かかりました。
それ以外は、VirtualBoxでの起動と同じ位なので、特に問題はありません。
『SparkyLinux 4.8』をインストールしたくなったら
バージョンが異なりますが、以下の記事を参考にインストールしてみてください。
まとめ
32bitに対応のSparkyLinux 4.8.1(安定版)をオールドPCへ
SparkyLinux 4.8の最小システム要件
- CPU:i686
- メモリ:256 MB – LXDE, LXQt, Openbox、512 MB – MATE, Xfce
今回インストールしたisoファイルは「LXDE」版
VirtualBoxにおいてメモリ256MBで起動
メニュー操作とオフィスソフトの起動の確認、さらに日本語入力についても変換速度など特に遅延は感じません。
元Windows XPのパソコンでライブ起動
OSの起動に時間がかかりましたが、それ以外はVirtualBoxと同様で問題ありません。
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