無料OS『Trisquel』ライブ起動で日本語化と日本語入力を保持!

前記事では、『Trisquel 8.0 LTS Flidas』について、システム要件とダウンロードまでをまとめていますが、今回はUSBメモリへの書き込みとライブ起動についての記事になります。

Trisquel 8.0 LTS Flidasは、Ubuntu 16.04のベースで、GNU FSDGに適合するフリー(自由)なOS。エディションは以下の4つ、Trisquel:家庭やオフィス向け他、Mini Trisquel、Trisquel NetInstall、Trisquel Sugar TOAST。

単なるインストール用メディアにしないLiveUSBの作成

isoファイルのダウンロードが済んだら、インストール用のUSBメモリを作成します。

今回、USBメモリに書き込む際に利用したのは「UNetbootin」で、このツールを利用して「Ubuntu」系のOSのを書き込む際に、ちょっと設定するだけで、ライブ起動時に設定した内容を、その後も保持出来るようになります。

以下の記事にUSBメモリの作成方法がありますので、よろしければ参考にしてください。

ライブ起動用のOSをではなく、設定等が保存できるUSBメモリOSを作る。ライブ起動でありながら、起動の度に日本語設定等の必要はなく、まるでHDDにインストールしてあるみたいに使えます。このLiveUSBは、OSを選ぶことで容量4G程度でも作成可能。

PCにインストールしなくても設定を保持できる

今回、LiveUSBを作成するOSは、Ubuntuベースの『Trisquel』なので、上記の方法でUSBメモリに書き込みを行い、設定等を保持できるようにしてみました。

作成したLiveUSBは、64bitと32bitの2つですが、両方ともそれぞれの環境のPCにおきまして、問題なく起動しており、再起動させても設定を保持しています。

事務作業やネット関連の作業が中心の場合は、HDDにインストールしなくてもLiveUSBとしてPCを利用するのもアリでしょう。

通常、インストール用に作成したUSBメモリは、その後不要ですが、今回は緊急用(または予備のOS)として残しておき何かの時に役立てたいと思います。

日本語化や日本語入力設定を保持してみる

一番多いと思われるTrisquel 64bit版 について記載しますので、エディション違いや32bit版で違いが出た場合は、そのあたりを考慮してください。

なお、ここは少し大雑把に書いているので、わかりにくいかも知れませんが、ご了承ください。

ライブ起動させますが、ここではデスクトップは英語のままというところから始めます。

メニューの「Preferences」から「Language Support」を開いてください(途中で他のカテゴリを選択する必要があるかもしれません)。

以下の画面が開きますので、この画面と同じ状態になるように設定してください。

なお、設定方法がよくわからない方は、以下の記事が参考になります(違うOSですが、設定方法が同じです)。

Peach OSIを日本語設定してインストールしたけれど…再起動後にメニューなどは、英語のままでした。まずはアップデートから、そして日本語化、Applications > Settings > Language Support の順で日本語設定へ…

ちなみに上記(一番上)の「メニューとウインドウの言語」において、「日本語」の表示が出なかったので、一度以下の画面で「Japanese」もしくは「日本語」を削除してから、やり直したら「日本語」と表示されるようになりました。

ここまで来たら、一度再起動させます(調べたのですが、ライブユーザーのIDとPASSが不明のため)。

そのあとは、メニューから「Fcitxの設定」を以下の表示のように行います。

なお、設定方法がよくわからない方は、以下の記事が参考になります(違うOSですが、設定方法が参考になります)。

まずはアップデートから、右クリックで「メニュー」→「設定」→「コントロールパネル」→「Update Maneger」。次は日本語入力について、右クリックで「メニュー」→「アプリケーション」→「設定」→「Fcitx設定」で入力メソッドの設定を行います。

これで、日本語化と日本語入力ができるようになりました。

このまま、シャットダウンしても設定を保持していますので、LiveUSBで再起動しても引き続き日本語入力まで可能です。

設定などを保持できるLiveUSBのメリット

  • ライブ起動なので、デュアルブートなどとは異なり、HDDのパーテーションをいじる必要なし
  • 設定を保持できるので、ライブ起動のたびに日本語化や日本語入力の設定が不要のため、HDDにインストールしてあるOSのように使える
  • 基本はライブ起動なので、ソフトなどのテストを安心してできる

デメリットは事前の準備で回避がしやすい

  • 特に最近のUSBメモリは、非常に小さく軽いハード(1cm程度のものもある)なので、紛失や利用中に盗難の危険がある
  • USBメモリのフォーマットも簡単に行えるので、間違えて消してしまう可能性もある
  • ある程度容量があり、余裕のあるUSBメモリを利用していない場合、長期間利用すると容量オーバーになってしまうことがある

まとめ

インストール用メディア専用にしないLiveUSB

「UNetbootin」で「Ubuntu」系OSをUSBメモリに書き込む際、ちょっと設定するだけで、ライブ起動時に設定した内容を、その後も保持可能になります。

設定などを保持できるLiveUSBのメリット
  • デュアルブートなどとは異なり、HDDのパーテーションをいじる必要なし
  • ライブ起動のたびに毎回設定が不要のため、HDDにインストールしてあるOSのように使える
デメリットは事前の準備で回避がしやすい
  • USBメモリの紛失や利用中に盗難の危険がある
  • USBメモリが容量オーバーになってしまうことがある

折角インストール用のメディアを用意するなら、設定を保持出来るLiveUSBは便利ですね。