以前、Freespireは2008年に終了してしまったのですが、現在の2018年にはUbuntuベースの無料OSとなり、PC/OpenSystems LLCによって運営され、パッケージや機能をリフレッシュして再びスタートしています。
Freespire 3.0のデスクトップはこんな感じ
FreespireはXfceデスクトップ環境を利用していますし、軽いOSに仕上がっています。
また、アプリケーションソフトやツール類は一通り入っていて、OSをインストールしただけでも、それなりに使えるOSと思われます。
尚、デスクトップ下部のパネルが2段になっているのが、他にあまり見ない特徴の一つになっています。
Freespire 3.0は64bit対応だけど軽い
対応アーキテクチャ:x86_64
公式サイトを一通り見たつもりですが、システム要件が見当たりませんでしたので、インストール後にVirtualBoxのメモリー割当を、512MBにしてテストしてみました。
その結果は、メニューなどの反応は良く、アプリも軽く使いやすいOSです。
また、YouTubeを512MBのメモリーで鑑賞してみましたが、低解像度で表示されてしまうので、あえてHDレベルへアップすると、カクカク感は否めませんでした(見れないわけではありません)。
64bit対応のPCで、メモリーが512MBのものは、多分通常のマーケットでは存在しないと思いますから、普通に流通していたPCならば、全く問題ないでしょう。
つまり、Windows VistaレベルのPCでも(64bitならば)問題ないことになります。
Freespire 3.0の特徴
アプリケーションソフトは、必要性があると思われるものを選んでプリインストールしており、ツール類はそれなりに揃えていると思います(オフィス系もワープロ:Abiwordと表計算:Gnumericのみ)。
ブラウザーでFirefoxをいれているので、通常メーラーはThunderbirdになることが多いのですが、このOSでは、Geary e-mail client(メールを会話のように読める)を選んでいます。
軽さは大きなポイントの一つですが、64bit対応なので、古いPCではインストールすることができません。
折角軽いOSなのに、Windows 7 以降あたりのPCにしかインストールできないので、少しもったいない気がします。
また欠点といえば、2018年に復活した為、10年前の情報が多く、最近の情報はあまりないので、その点がマイナスです。
尚、このFreespire 3.0は、2021年までサポートされています。
ダウンロードは
公式サイトからの案内で下記URLから(※現在以下のURLにはisoファイルが存在しません)
http://www.pc-opensystems.com/p/freespireos.html
この記事のバージョンとは異なりますが、以下の公式サイトでは最新バージョンのisoファイルがあります。(4月3日追記)
公式サイト
まとめ
Freespire 3.0は、64bit対応ですが、軽い無料OSです。
Windows VistaレベルのPCでも(64bitならば)問題なく動くでしょう。
Freespire 3.0は
- アプリケーションソフトは、必要性があると思われるものを選んでプリインストールしており、ツール類はそれなりに揃えています。
- 2018年に復活した為、最近の情報はあまりないので、その点がマイナスです。
- Freespire 3.0は、2021年までサポートされています。
ダウンロードは公式サイトか「FreespireOS」ページの中頃にリンクがあります。
尚、インストールから日本語入力については、以下の別記事になります。
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