最近、古いサポート切れWindowsでも使える32bit対応の無料OSを取り上げていますが、今回の『Bodhi Linux 5.0.0 RC2』32bit対応版は、メモリ搭載が256MB(ライブ起動)でも使えそうです。
32bit・256MBのCPUとメモリならば、対象となる古いパソコンが相当あると思います。
サポート切れWindows PCで使える
Windows Vista の推奨最小要件
- CPU:800 MHz、32 ビット (x86)
- メモリ:512 MB
Windows XP の推奨最小要件
- CPU:300 MHz
- メモリ:128 MB
Windows XPの場合は、推奨最小要件が128MBならば、通常は最低でも256MBのメモリはPCに搭載されていると思われます。
Bodhi Linux 5.0.0 RC2のシステム要件の確認
公式サイトでみつけられなかったので、現在の安定版「Bodhi Linux 4.5.0」のメモリを参考にしたいと思います。
最小要件
- CPU:500MHz
- メモリ:256MB
推奨要件
- CPU:1.0GHz
- メモリ:512MB
なお、インストーラーはメモリ1GB以上を推奨しています。
Bodhi Linux 5.0.0 RC2をメモリ256MBで起動
VirtualBoxで、メモリを256MBで起動させてのメニュー操作になります(Bodhi Linux 5.0.0 RC2は32bit版)。
さらに、オフィスソフトの起動状況で、日本語入力についての変換速度などをご覧ください。
メニュー操作は、少し引っかかる感じがあり、ちょっと厳しいかもしれません。
ただし、オフィスソフトでの文章の入力は、特に問題が無いようです。
ちなみに、インストーラーはメモリ256MBでもなんとか起動して、進めていけましたが、あまりにスローで、途中でやめてしまいました。
VirtualBox上ですが、メモリ512MBを割り当てた場合は、インストール終了まで問題は感じませんでした。
なお、VirtualBoxのため実機とは異なります。
また、オフィス系のアプリケーションはプリインストールされていませんので、比較のために別途インストールしています。
古いPC実機でライブ起動の確認
実際に古い10年以上前の元Windows XPパソコンで、Bodhi Linux 5.0.0 RC2をライブ起動させてみました。
ライブ起動確認用PCのスペック
- CPU:Celeron M 360J 1.4GHz/1コア
- RAM:256MBに512MB増設(計768MB)
今回はLive USBの作成で少し問題がありました。
いつもはUNetbootinを利用しているのですが、うまく起動できませんでしたので、Etcherで作成し起動させました。
起動からメニュー操作やアプリ類の起動のみ行いましたが、搭載メモリもVirtualBox上よりは多いので、特に問題はありませんでした。
Bodhi Linux 5.0.0 RC2をインストールしたくなったら
以下の関連記事を参考にしてみてください。
ライブ起動ならば、Windows XPがインストールしてある古いPC(CPU:32bit、メモリ256MB)でも使えるかもしれません。
Vistaならインストールして問題なく利用できると思いますので、ぜひお試しください。
まとめ
Windows サポート切れPCでも使えるBodhi Linux 5.0.0 RC2
Bodhi Linux 5.0.0 RC2のシステム要件の確認
安定版「Bodhi Linux 4.5.0」のメモリを参考
推奨要件
- CPU:1.0GHz
- メモリ:512MB
- インストーラーはメモリ1GB以上を推奨
VirtualBox上ですが、メモリ512MBを割り当てた場合は、インストール終了まで問題ないのですが、メモリ256MBではインストーラーの動きが遅すぎて、実用的ではありません。
ライブ起動ならば、Windows XPレベル(CPU:32bit、メモリ256MB)でも可能
Vistaならメモリは512MB以上は確実なので、インストールしても問題なく利用可能
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