以前の記事でWindows Vistaからの乗り換えをオススメしておいて、そのままでしたので、今回は、Linux Mintを取り上げました。
どうせなら一番新しいバージョンということで、β版ですが現時点でとりあえず問題が無いので、Linux Mint 18.2 “Sonya” Cinnamon BETA をご覧ください。
ご存じ無い方がいるといけませんので、β版について説明しますと、正式版をリリース(公開)する前に試用してもらい、使い勝手や性能などについての意見を汲み上げ、不具合を報告してもらうことを目的としています。
つまり、テスト版ということです。
もし、この記事を見てWindowsの替わりに使ってみようかなと思った方は、正式版の Linux Mint 18.1をオススメします。
まずはデスクトップの雰囲気
見た目が違うのは当然ですが、雰囲気はWindowsとそれほど違いが感じられないのではと思います。
ちなみにLinux Mintではないのですが、軽くて使いやすい無料OSなのですが、どうも使う気が起きないというものも有ります。
もちろん、個人的な好みの問題ですから、今後は記事にするかもしれませんが、雰囲気は重要です。
Linux Mintのネーミングの意味
Linux Mintには、バージョン以外に以下のように他のOSに無いような名前がついています。
- Linux Mint 18.2 “Sonya”
- Linux Mint 18.1 “Serena”
“Sonya”や“Serena”は、開発コードネームです。
実はWindowsにもありますが、リリースされると通常開発コードは不要ですので、製品名とバージョンだけですね。
あなたのパソコンにあったものを選べる
- Linux Mint 18.2 “Sonya”Cinnamon
- Linux Mint 18.2 “Sonya”MATE
- Linux Mint 18.2 “Sonya”Xfce
- Linux Mint 18.2 “Sonya”KDE
Cinnamon、MATE、Xfce、KDEなど…エディションの違いがあります。
これはWindowsもHome、Pro、Enterprise、Educationとかありますね。
それぞれの違いは以下のとおりです。
- Cinnamon
ウインドウ表示などの見た目が豪華になっていますが、3Dアクセラレーションに対応でないと、ソフトウェアレンダリングにより付加がかかってしまいます。 - MATE
標準的で低いスペックのマシンでも対応可能ですので、どれがいいかわからない場合は、このエディションを利用してください。 - Xfce
Mateに似ているデスクトップですが、よりシンプルになっています。 - KDE
一番パソコンのスペックが必要なエディションで、操作性が他のエディションと少し異なります。
今回テストしたLinux Mintは
Linux Mint 18.2 “Sonya”Cinnamon
Linux Mintはシンプルさよりも、多くのソフトウェアと最新の技術を使用することで、誰にでも使いやすいLinuxシステムを提供することを目的としています
ソフト類も通常必要と思われるグラフィック系ソフトも、オフィス系ソフト、メーラー等も一通り揃っていますので、とくに問題も無く、Windowsから乗り換えても、さほど違和感を感じることが無いと思います。
また、以下のシステム要件から見ても、十分に低スペックの古いパソコンでも対応できるレベルになっています。
システム要件
512MB RAM(快適な使用には1GBを推奨)
11GBのディスク容量(20GB推奨)
1024×768の解像度が可能なグラフィックカード
DVDドライブまたはUSBポート
後に、BETA版から安定版にアップグレードすることは可能です。
とりあえず使ってみては…
ダウンロードは https://www.linuxmint.com/
お好みでバージョン&エディションを選んで(32bitか64bitかはパソコンに合わせて)isoファイルをダウンロードしてください。
ダウンロードしたらUSBメモリに入れてテストしてみてください。
USBメモリを使う方法は、下記の関連記事に記載していますので、こちらをご覧ください。
関連記事:Windows風の無料OS『Zorin』インストール不要でお試し!
まずはお試しで
USBメモリで起動して、インストールせずに実際の操作感や重い感じが無いかを見てもらい、もし良さそうでしたらインストールしてみてください。
インストールする場合は、お試し起動中のデスクトップ画面のアイコンをクリックしてください。
まとめ
Linux Mint 18.2 “Sonya” Cinnamon BETAをインストールしてみました。
このバージョン&エディションのシステム要件
- 512MB RAM(快適な使用には1GBを推奨)
- 11GBのディスク容量(20GB推奨)
- 1024×768の解像度が可能なグラフィックカード
- DVDドライブまたはUSBポート
後に、BETA版から安定版にアップグレードすることは可能です。
Linux Mintのネーミングの意味は以下のとおりです。
数字はバージョン、そのたとの「Sonya」は開発コードネームで、「Cinnamon」エディションで、BETAはテスト版ということです。
今回インストールテストしたエディションは「Cinnamon」。
Cinnamon:ウインドウ表示などの見た目が豪華になっていますが、3Dアクセラレーションに対応でないと、ソフトウェアレンダリングにより付加がかかってしまいます。
さらにβ版ですので、もしお試しされる場合は、Linux Mint 18.1がオススメです。
エディションはあなたのパソコンに合ったもので、好みに合わせてご利用ください。
この際、各エディションを色々と試してみても良いかもしれません。
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