StatCounter の Web分析によれば、世界全体でのDesktop Windows 2019年8月のマーケットシェアは、Win XP:1.54%、Win Vista:0.42%となっています。
世界全体で見れば仕方がないような気がしますが、ネットに繋がっている約2%(2019年8月の時点)の Desktop Windows がサポート切れということですと、マルウエアなどへの対応が心配です。
日本ではどうなのか?
世界的には約2%とのことですが、日本でもさほど変わりませんでした。
StatCounter の Web分析によれば、Desktop Windows 2019年8月の日本でのマーケットシェアは、Win XP:0.79%、Win Vista:0.6%となっています。
合計で約1.4%ですので、世界全体よりは多少ましですが、大きくは変わりません。
この結果を見て、そんなに多いのかという意見と、こんなに少ないわけ無いだろうという意見があると思います。
ちなみに、この統計の StatCounter のシェア算出方法をみてみたいと思います。
StatCounter のシェア算出方法
StatCounter FQA(英語)によれば、以下のような方法で算出しているとありました。
和訳した上、若干わかりやすく変えていますので、内容の異なる場合があることをご了承ください。
StatCounterはWeb分析サービスですので、ネットのアクセスから判断している Desktop Windows 2019年8月の状況です。
情報収集のためのトラッキングコードは、世界中で200万以上のサイトにインストールされており、さまざまなアクティビティとエリアをカバーしているとのことです。
毎月、これらのサイトで数十億ページビューを記録しており、アクセスで使用されているブラウザ,OS,画面解像度を分析、またデバイス種類の判断も確認とあります。
思ったよりも多いサポート切れ Windows パソコン
日本で Windows を利用しているパソコンの約1.4%が、サポート切れOSを利用してネットにアクセスできる状態にあると考えるとゾッとします。
パーセンテージで考えるとあまり多くは無いような気がしますが、100台に1台以上あるということですから相当な数が存在することになります。
もちろん、MacやLinux、スマホでネットにアクセスする人も多いので、ネットにアクセスするデバイス全体からみれば、サポート切れWindowsの比率は落ちます。
そのあたりを考慮すれば、せいぜい200台に1台程度ではないかと思いますが、それでも決して少ないとは思いません。
サポート切れ Windows にパッチを提供!?
今年の5月のことですが、マイクロソフトは月例パッチで、その時の脆弱性が与える影響の大きさから、すでにサポートが終了している Windows XP などのOSにもパッチを用意したことがあります。
自パソコンに被害がなければ気づかない?
ネットに繋がったパソコンには、色々な種類の脅威があるということを理解していないと、使っているパソコンが使えないという問題が顕著に現れないと、気が付かない、気にしないという人や企業があるのだと思います。
流石にランサムウエアならば、自分のパソコンが使えなくなりますので、被害にあったことがわかります。
しかしながら、すべての脅威が顕著に現れるものであるとは限りません。
これらのパソコンはセキュリティが甘いので、パソコン自体が被害にあうのみならず、踏み台にされサイバー攻撃や迷惑メールの発信源になってしまう可能性もあります。
日本においてもこの状況ですので、どんな人も常にリスクがあるということを理解して、ネットを利用する必要があります。
まとめ
Desktop Windows 2019年8月の日本のマーケットシェア
Win XP:0.79%、Win Vista:0.6%
サポート切れ Windows は、合計で約1.4%、世界全体約2%
マイクロソフトは2019年5月の月例パッチで、すでにサポートが終了している Windows XP などのOSにもパッチを用意したこともあります。
自パソコンの被害がわからないので……
すべての脅威が顕著に現れるものではありません。
サポート切れでセキュリティが甘いと踏み台にされて、サイバー攻撃や迷惑メールの発信源になってしまう可能性もあります。
ネットは見えないだけで危険がいっぱい
ネットを利用する誰でも、色々なリスクがあるということを理解している必要があります。
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