サポート切れWindows Vistaあたりの32bitパソコンにインストールして、それなりに使えるOSについて最近記事にしています。
それぞれのOSにおいて、最新バージョンから探していましたが、よく考えてみると元になってるOSが、前バージョンだったりすれば、最新という意味合いも少し考えたほうが良いかもしれません。
そんな中、最近マイナーバージョンアップした『Lubuntu 16.04.5 LTS』。Lubuntuの前LTS版であり、最新版よりだいぶ軽量で、個人的に使いやすいOSです。
追記:なお、同じLTS版で以下の「Lubuntu 18.04 LTS」が出ています。
『Lubuntu 16.04.5 LTS』について
Lubuntuは、LXDEとUbuntuの組み合わせで、L + Ubuntu=Lubuntu(ルブントゥ)です。
LXDE(Lightweight X11 Desktop Environment)は、オープンソースのデスクトップ環境で、処理能力の低いパソコンでも対応できるように設計されています。
ということで、Xubuntuと同じように軽いUbuntuという感じですね。
システム要件
- CPU:Pentium 4またはPentium MまたはAMD K8
- メモリ:インストールには384MB以上
YouTubeなどのサービスでは1GB以上
LibreOfficeなどのローカルプログラムは512MB以上
概ね10年以内のパソコンに対応
『Lubuntu 16.04.5 LTS』の512MBでの起動確認
Windows Vistaのメモリのシステム要件は512MBなので、VirtualBoxで起動やメニュー操作、LibreOfficeの起動、入力の確認をおこないました。
以下の映像は512MBを割り当てています。
あくまでもVirtualBox上での操作感ですが、メニュー操作においては特に問題は無いようです。
また、プリインストールされたオフィスソフトにAbiWordがあったのですが、何故か起動できませんでしたので、LibreOfficeをインストールして日本語入力の確認をしました。
こちらも、立ち上げ及び入力について、特に問題なく普通に利用可能でした。
古いPC実機でライブ起動の確認
VirtualBoxとは異なりますので、実際に古いPCでライブ起動させてみました。
ライブ起動確認用PCのスペック
- CPU:Celeron M 360J 1.4GHz/1コア
- RAM:256MBに512MB増設(計768MB)
実機での操作感は、VirtualBoxと同じで問題なく、元Windows XPのパソコンにメモリを512MB増設はしていますが、多少の事務作業(メール、ワープロ、表計算など)で普通に使えるレベルになっています。
『Lubuntu 16.04.5 LTS』のダウンロード
http://cdimage.ubuntu.com/lubuntu/releases/16.04.5/release/
まとめ
最近マイナーバージョンアップした『Lubuntu 16.04.5 LTS』
システム要件
- CPU:Pentium 4
- メモリ:インストールには384MB以上
概ね10年以内のパソコンに対応
VirtualBox上で『Lubuntu 16.04.5 LTS』の512MBでの起動確認
- 操作感は、メニュー操作において特に問題は無い
- LibreOfficeは、立ち上げ及び入力について、特に問題は無い
古いPC実機でライブ起動の確認)
元Windows XPのパソコンにメモリを512MB増設(計768MB)
多少の事務作業(メール、ワープロ、表計算など)で普通に使えるレベルになっています。
ダウンロードはこちらから
コメント
Lubuntu 16.04 のサポート期限は2019年4月まで。
サポート期限を気にするならLubuntu 18.04(2021年4月まで)にしたほうが良いと思う。
コメントありがとうございます。
記事の冒頭部分に追記として、「Lubuntu 18.04 LTS」への記事リンクを貼っておきました。