通常のNetrunnerには、3つのエディションがあり、今回は「Netrunner Core」について記事にしています。
この「Netrunner Core」は、Debian Stable(安定版)ベースであり、他のNetrunnerとはベースになっているOSが異なります。
ちなみに、「Netrunner Desktop」は、Debian Testingがベースになっています。
また、「Netrunner Rolling」 は、Manjaro Linuxがベースになっています。
『Netrunner Core 19.01』デスクトップはこんな感じ
以下の映像は、VirtualBox(Ver.6.0.2)にて、メモリの割当は2GBに設定し、起動・メニューなどの操作確認を行いました。
なお、メニュー画面の比率が大きく見えますが、解像度が1280x720のノートPCなどでの表示は以下のようになります。
『Netrunner Core 19.01』について
もう一つのDebianベースの「Netrunner Desktop」とは異なり、”安定”バージョンに基づいていますので、Linuxに慣れていない方は、こちらのほうが良いでしょう。
『Netrunner Core 19.01』の特徴
「Netrunner Desktop」と似たような構成になりますが、KDE Plasma上に特に必要と思われるアプリケーションしかありません。
また、以下の特徴があります。
- ESRバージョンのFirefoxをプリインストール
- VNC(Virtual Network Computing)をプリインストール
ブラウザに「live-pc:5900」と入力することで、同じローカルネットワーク内の他のコンピュータで実行中のNetrunner Coreシステムにアクセス可能、認証情報はlive / liveとのこと。 - シンプルメニューでChromeOSに似たようなメニュー(GNOMEのメニュー表示を通常のメニューにいれたような感じかも?)
システム要件
インストールガイドの最小ハードウェア要件によると、エディションの違いについての記述は、探した限り見つけられませんでした。
- CPU:1.6GHz Intel Atom N270
- メモリ:1GB以上
- 必要なハードドライブスペース:10GB以上
- グラフィックカード:Intel GMA945
- ビデオメモリ:128MB以上
なお、VirtualBoxで試してみる場合は、1200MB以上のRAMが必要とのことです。
メモリ1.2GBで試してみた
実際にVirtualBox上で、メモリを1280MBにして試してみました。
起動までに2分30秒程度かかりましたが、起動してからのメニュー操作では、2GBの時とあまり変わらない感じでした。
ちなみに、以前「Netrunner Rolling 2018.08」で、メモリ1280MBにして試した時には、5分以上かかっていました。
なお、試したハードウエアは同じですが、VirtualBoxのバージョンが(Ver.6.0→今回はVer.6.0.2)になっています。
ダウンロード
公式サイト
ダウンロードページ
https://www.netrunner.com/download/
ここでは、「Arch-based Netrunner Core 19.01 64-bit ISO(Base Debian Stable)」をダウンロードしています。
インストールと日本語入力の設定は、別の記事にさせていただきます。
まとめ
Debian安定版がベースの『Netrunner Core 19.01』について
「Netrunner Desktop」をスリムにしたような構成で、アプリケーションも重要と思われるものだけ
最小システム要件
- CPU:1.6 GHz Intel Atom N270
- メモリ:1GB以上
- 必要なハードドライブスペース:10GB以上
ダウンロード
公式サイトのダウンロードページより
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