”ブルブル”……ポケットの中で、スマホのバイブレーション振動。
すぐにアプリの通知確認や、それに伴う処理を行い、そのままSNSのチェック、ついでにメールの返信も済ませたりします。
一段落したので動画を見てゆっくりしていると、オススメの動画がサムネイルで上がっており、気になる動画も次々チェック。
ふと気がつくと、すでに数十分も……
一息つく間もなく、先程返したSNSやメールの返信などが届き、またその処理に追われてしまう。
というような、忙しい毎日を過ごしていませんか?
スマホの指示であなたが動く?
電話連絡や訪問先のマップ確認、各種情報の収集など、ビジネスやプライベートで何らかの必要が生じ、スマホを利用するのが本来の目的でしょう。
しかし、多分多くの人は、スマホからのアラート通知やなんらかのアクションで、スマホを利用する機会の方が多いのではないでしょうか?
つまり、自発的ではなく、受動的にスマホからのアクションに反応していることが多いのではないかと思います。
多くの情報を管理して、上手く利用しているようなつもりで……しかし実際には、多くのあふれる情報に振り回され、スマホからの刺激に反応しているだけかもしれません。
車や歩行のナビゲーションを考えると
車のナビは便利で、初めて行くところでも指示されたとおりに車を運転すれば、殆ど間違えなく目的地に到着することができます。
また、歩くためのナビゲーションアプリもありますので、方向感覚の怪しい人でも、道で困ることは無くなってきています。
そして、それが当たり前になることで、道を覚える必要もなくなります。
ナビゲーションがメジャーになる前は、地図や標識をよく見て、知っている道や地域を思い出したり、場合によっては道を知っていそうな歩行者を選んで尋ねたり、周りを見渡して色々と考えたり行動する必要があります。
しかし、現在はナビゲーションアプリなどを使うことで、その指示通りに進めば、利用者は目的地に到着できるようになります。
歩かなくなると歩けなくなる
人は、歩かなくなると当然歩けなくなります。
病気で数日間寝込んだだけでも、ちょっとした運動も辛くなったりします。
不要な器官は退化していきますし、能力も落ちていきます。
電卓を使うようになったら暗算が苦手に……
子供の頃、暗算が得意だった人も会社で電卓を使ううちに、暗算が苦手になっていませんか?
また、手書きでやり取りしていたレポートや手紙。
いつの間にかパソコンやスマホを介して使うようになり、漢字が書けなくなったりしていませんか?
脳も基本的に肉体ですので、筋肉などと同じように使わないとダメになっていきます。
あなたが主役になろう
あなたが主役になるために、スマホの使い方を考えてみましょう。
アプリなどの通知機能
まずは、通知を全てオフにしてしまいましょう。
その上で、絶対に必要と思うものを1つずつオンにしていくことで、不要なものをカットできます(なるべく数日かけて行いましょう)。
ここでのポイントは、減らすのではなく、全部オフにしてから、一個ずつオンにするということです。
メールやSNSなど相手のある場合
いつもやりとりしている(やり取りを減らすと言いにくい)相手に宣言して、少しずつ距離をおきましょう。
たとえば、学生なら「日曜だけのバイトをするので、連絡がとれない」、社会人なら「習い事を始めたので、日曜は連絡がつかなくなる」など、あえて行動を起こして、限られた曜日の一定時間スマホをオフにできるようにしましょう。
一旦電源を切るなどの時間帯を作ることができれば、少しずつ距離をおけるようになるでしょう。
難しいのは当然ですので、他人に宣言しておくことで、自分で自分を縛ります。
本当に必要なアプリの通知や、メッセージのみをやりとりするなら、すばらしいツールであるスマホですが、闇雲に多くの情報や通知などのアクションに振り回されてしまうと、どっちが主役かわからなくなってしまいます。
まとめ
スマホからの通知や、何らかのアクションにひたすら反応していませんか?
多くの情報を管理して、上手く利用しているつもり…
でも、多くのあふれる情報に振り回され、刺激に反応しているだけかもしれません。
人間の不要な器官の能力は落ちていく
脳も肉体ですので、筋肉などの器官と同じように使わないとダメになっていきます。
スマホの使い方を考える
アプリなどの通知機能
少しずつオフはダメで、全部オフにしてから、必要に応じてオンにします。
メールやSNSなど相手のある場合
最初に相手に宣言して、スマホ自体をオフにする時間を少しずつ作ります。
スマホではなく、あなたが主役になるために、まずは一歩を踏み出しましょう。
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