スマホはパソコンよりも危険に晒されています。
まず、スマホは充電をするために、必ずどこかで何かに繋ぎます。
自宅ではパソコンのUSBから電源供給のために繋いだり、会社でコンセントより充電したり、場合によっては外にある充電用の機器などから……気がつけば結構リスクがあるかもしれません。
さらに、家や外で複数のWi-Fiに接続を行うこともあると思いますので、それらには危険を伴う可能性があります。
パソコンと比べても危険がいっぱい
パソコンの場合は、最近ブラウザーでなんでもできるようになっていますので、極端な表現をすれば、パソコンのセキュリティと安全なブラウザーをきちんと設定しておけば、いろいろな作業を比較的安全に行えるわけです。
一方、スマホは画面がパソコンよりも小さいので、多くはアプリでなんでも行うようになっています。
色々な作業をアプリで行うので、それぞれのアプリの信頼性が重要になってきます。
さらに、アプリのインストール時には、いろいろな権限(アクセス権や位置情報など)を与えてしまっているので、細かく権限の確認をしないと非常にリスキーです。
また、最近ではアプリのアップデート時に不正な何かが含まれていることも起きています(問題のない状態でインストールさせ、アップデートで不正な操作ができるように細工する)。
スマホはパソコンと比べて、画面が小さいのでメールやSMSを見ている時に、何か気になってもブラウザーを開いて検索確認しずらい状況にありますので、フィッシング詐欺にかかりやすくもあります。
キャリアや機種の変更で後回しに
多くの人は、2年に一度位になるとは思いますが、携帯キャリア変更か機種変更をおこなうでしょう。
そんなとき、通話やネット接続、アドレス帳の移行や各種IDの登録などを行うと思います。
ここまですると、取り敢えず使えるようになりホッとすることでしょう。
そして、後回しになりがちなのがスマホのセキュリティです。
セキュリティ関連のアプリのインストールを忘れていても、スマホ自体は使えますので、何か気になることが起こるまで気が付かなかったりします。
実際に家族内で起きた話ですが、機種変更を行って1ヶ月以上過ぎたある日、「セキュリティアプリは何をインストールしたらいいの?」と聞かれて、今頃なにを言うんだという気になりました。
パニックになると騙されやすい
最近の新型コロナウイルス騒ぎで、フィッシングメールを始めとして、色々な詐欺行為が横行しています。
少し前には、公的サイトをマネた詐欺サイトが多量に発見されました。
給付金の詐欺サイトや色々な支援策に対応する詐欺行為も、引き続き発生してくることでしょう。
また、以前流行っていたような詐欺行為も手を変え品を変えやって来ますので、注意を怠らないようにしましょう。
突然不信なメッセージが表示される以下のような行為(メールできたりもします)
- ウイルス感染しています
- 危険な状態です
- 登録が完了しました
- ご入会ありがとうございます
上記以外でも、「え……?」と思うようなメッセージが表示されたり、同様のメールやSMSというパターンもあります。
突然のメッセージやメールなどで動揺させて、騙して振り込みさせたり、詐欺サイトからIDとPASS、クレジットカード番号等の入手、さらに不正なアプリをインストールさせようとすることも行われます。
こんな時期には、改めて注意が必要になります。
予防策10
- OSは常に最新バージョンに更新しておく
忙しいからと後に伸ばしていると、何かあった場合、余計に忙しくなる - インストールしているアプリも基本的に、最新のバージョンに更新しておく
ただし、逆もあるので注意は怠らないようにする(最初は何の問題がなくても、アップデートで不正アプリ化してしまうようなケース) - アプリは正規のストアからだけダウンロードする(最近は正規ストアのアプリでも不正なアプリが長期間存在していることもあります)
いわゆる野良サイトの野良アプリは、リスクがわかり対策が取れる人以外は使わない - 最低限、正規ストアからでも新しいアプリをすぐにインストールしない方がベター
まずはアプリの評価をチェックして、評価者が少ない場合は、自作自演もあるので注意する - アプリをインストールする際の権限について、しっかり内容を確認する
アプリのタイプから考え、不要と思われる要求をするようなものはインストールしない - 最悪のことを常に想定して、データをバックアップしておく
ウイルス感染以外にもリスクはあるので、バックアップは必ずしておく - スマホ用の信頼できるセキュリティアプリを使う
セキュリティアプリを称している不正なアプリもあるので注意し、レビューや評価を確認する - 不明なWi-Fiと、セキュリティがあまいWi-Fiに接続しない
有名な名前に偽装していることもある - 自分を過信しないで、怪しいサイト、危険なサイトにはアクセスしない(最近の詐欺サイトは怪しく見えないので余計に注意が必要)
このようなサイトにどうしてもアクセスの必要があるなら、安全対策を十分にほどこしたパソコン(CDから起動したLinuxパソコン)などから行う - できるだけ、ほかのパソコン等にはUSB接続しない
充電のためでも、他のPCなどとUSB接続するのは極力避ける
まとめ
スマホは充電や外出時のWi-Fi接続を行う可能性もあり、危険の匂いが……
さらに、スマホは画面が小さいので、殆どアプリで対応するので、インストール時にいろいろな権限を与えてしまっています。
最近のコロナ騒ぎに便乗
フィッシングメールを始め、給付金の詐欺サイトや、以前流行っていたような詐欺行為にも注意しましょう。
基本的な対策を怠らないように予防策10
- OSは常に最新バージョンに更新しておく
- インストールしているアプリも、最新のバージョンに更新しておく
- アプリは正規のストアからだけダウンロードする
- 正規ストアからでもすぐにインストールしないで、評価をチェックしてから
- アプリをインストールする際の権限について、しっかり内容を確認する
- 最悪のことを常に想定して、データをバックアップしておく
- スマホ用の信頼できるセキュリティアプリを使う
- 不明なWi-FiとセキュリティがあまいWi-Fiに接続しない
- 自分を過信しないで、怪しいサイト、危険なサイトにはアクセスしない
- できるだけほかのパソコンなどにUSB接続しない
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