AIによる顔認識で書店が万引抑止の実験…なんか不安!

PatheMathosによるPixabayから

共同通信によれば、渋谷駅の大型書店3店が、AIによる顔認識技術により、万引を抑止するシステムの共同運用との報道がありました。

この話を聞いて、やだなと思う人もいれば、別に万引するわけじゃないから問題ないと思う方もいるようで、ツイッターなどをザッと見ると現時点では、同じぐらいの賛成や反対の意見があったように思います。

コメントの理由を見てみると、反対する人は関係の無い第三者のプライバシー問題について気にしており、賛成する人は犯罪撲滅という観点から賛成しており、少しすれ違っているようです。

大切なのは、本来関係の無い第三者の個人情報をどのように扱うかということです。

すでにAI顔認識はパルコヤで実施

丁度去年の今頃、日経BP DIGITALISTの記事になりますが、2017年11月に上野に開業した「PARCO_ya」で、AI顔認証による店舗支援をしているとあり、来店者の属性分析を行なっているようです。

その後、朝日新聞などでも取り上げられていましたが、この段階では取得した画像情報は特徴を抽出後速やかに削除とあり、会員カード情報とは紐付けしないとありました。

もし、書いてあったとおりだとすると、会員カード情報や支払い情報、購入履歴などと紐付けできる技術レベルだと思われますので、システムの制作者サイドから考えると非常に勿体無い気がします。

もちろん、買い物する側から考えるとゾッとするので、実施しないでいただきたいと思いますし、倫理的な問題や法の整備も必要でしょう。

令状なしで行われる情報提供の問題

GPS機能があるスマホゲームの情報や、ポイントカードの会員情報と購入履歴などを、令状なしで捜査当局へ提供していると、今年の初めに報道されました。

このようなことがありながら、顔認識で集めたデータを色々なところで利用し始めているわけですから、プライバシーを気にするのは当然です。

顔認識技術に規制を求める声

顔認識技術を犯罪捜査に活用する動きは、いくつかの国ですでに実施されており、関係のない人間を犯罪者として誤認するなどの問題も出てきています。

また、写真から顔認識システムによりネット上にある写真を検索し、SNSアカウントなどを探し当てるオープンソースのツールも開発されています。

そんななか、大手のIT企業の研究者らが、顔認識技術に規制を求めているとの情報もあり、これらの状況を考えれば当然の流れだと思います。

今後はどうなるのか……ちょっと不安?

今の社会の進む方向から考えると、プライバシー保護は重要と思ってもらえない気がします。

でも、この流れのまま進んでいくと映画「マイノリティリポート」のような社会になっていきそうな気がしてなりません。

まとめ

書店でAIによる顔認識技術により万引を抑止

すでにAI顔認識は小売店で利用されている

上野の「PARCO_ya」で、AI顔認証による店舗支援により、来店者の属性分析を行う

令状なしで行われる個人情報の提供

GPS機能があるスマホゲーム

ポイントカードの会員情報と購入履歴

すでに顔認識技術は犯罪捜査で利用中

いくつかの国ですでに実施され、関係のない人間を犯罪者として誤認する問題も

今後はどうなるのか?

プライバシー保護は重要とは思ってもらえない?

マイノリティリポートのような社会になっていきそうな気が……