Windows Vistaクラス32bitで使える…無料OS『Trisquel 8.0』

少ないメモリでも起動できる無料OSはいくつかありますが、32bit対応のものとなると流石に数が減ってきます。

販売されるパソコンの主流も64bitなので、新しいバージョンのOSになると、いままで32bit対応版があっても、最新版で64bitのみになりがちです。

そんな中、32bit対応であり、かつ少ないメモリで起動出来る『Trisquel 8.0』。

今回は、このTrisquel OSを古いPCで稼働た状況などについてまとめました。

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Windows サポート切れVistaでも使える

Windows Vista の推奨最小要件からみると

  • CPUは、800 MHz、32 ビット (x86) のプロセッサ
  • メモリは、512 MB

という感じです。

 

Trisquel 8.0のシステム要件の確認

公式サイトでみつけられなかったので、前バーション「7.0 Belenos」のメモリを参考にしたいと思います。

  • 32ビット版:256 MB以上
  • 64ビット版:512 MB以上

とのことですので、32bitなら256MBですが、Trisquel 8.0ならそれより少し上と考えたほうが良いと思います。

 

Trisquel 8.0をメモリ512MBで起動

VirtualBoxで、メモリを512MBで起動させてのメニュー操作になります(Trisquel 8.0は32bit版)。

さらに、オフィスソフトの起動状況で、日本語入力についての変換速度などをご覧ください。

少しだけ引っかかる感じがありますが、さほど問題ないと思います(ソフトの立ち上がりが遅い)。

ただし、文章の入力をメインにする方は気になるかもしれません。

なお、VirtualBoxのため実機とは異なりますが、メモリ512MBでの操作の雰囲気は掴んでいただけると思います。

 

古いPC実機でライブ起動の確認

VirtualBoxとは異なりますので、実際に古い10年以上前の元Windows XPパソコンで、Trisquel 8.0をライブ起動させてみました。

 

ライブ起動確認用PCのスペック

  • CPU:Celeron M 360J 1.4GHz/1コア
  • RAM:256MBに512MB増設(計768MB)

起動からメニュー操作、オフィスソフトの起動と入力について、試してみました。

テストした実機の方が、少しばかりメモリが多いこともあり、VirtualBoxで512MBのメモリ割り当てをした状況よりも、軽快な感じでした。

 

『Trisquel 8.0』をインストールしたくなったら

以下の記事を参考にしてインストールしてみてください。

無料OS『Trisquel』…軽くてメモリ512MB(64bit)でも可!
Trisquel 8.0 LTS Flidasは、Ubuntu 16.04のベースで、GNU FSDGに適合するフリー(自由)なOS。エディションは以下の4つ、Trisquel:家庭やオフィス向け他、Mini Trisquel、Trisquel NetInstall、Trisquel Sugar TOAST。
無料OS『Trisquel』ライブ起動で日本語化と日本語入力を保持!
インストール用メディア専用にしないLiveUSB。「UNetbootin」で「Ubuntu」系OSをUSBメモリに書き込む際、ちょっと設定するだけで、ライブ起動時に設定した内容を、その後も保持可能になります。HDDにインストールしているのと同じように使えるので便利です。
無料OS『Trisquel』…簡単インストールで日本語入力も完了!
『Trisquel 8.0 LTS Flidas』のインストールとライブ起動確認は以下のとおり。インストール:VirtualBox Ver.5.2.8。ライブ起動:元Windows 7(64bit)と元Windows XP(32bit)。なお、インストール手順は簡単で、ほとんどそのままです。

場合によっては、Windows XPがインストールしてある古いPCでも使えるかもしれません。

Vistaなら問題なく使えると思われますので、古いVistaパソコンがあるならば、ぜひお試しください。

 

まとめ

Windows サポート切れVistaでも使えるTrisquel 8.0

Trisquel 8.0のシステム要件(前バーション「7.0 Belenos」を参照しメモリのみ)

  • 32ビット版:256 MB以上
  • 64ビット版:512 MB以上

Trisquel 8.0ならそれより少し上と思います。

元Windows XPパソコンでライブ起動
  • CPU:Celeron M 360J 1.4GHz/1コア
  • RAM:256MBに512MB増設(計768MB)

VirtualBoxで512MBのメモリ割り当てをした状況よりも軽快な感じで、場合によっては、Windows XPがインストールしてある古いPCでも使えるかもしれません。

また、当然ながらVistaなら問題なく使えると思われます。

 

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