Kubuntuは、KDE Plasma デスクトップを使用するUbuntuの正式なOSで Ubuntuプロジェクトの一環として、同じ基本システムを使用しています。
今回は、Kubuntu 17.10(Artful Aardvark)について、基本事項と既知の問題についてのまとめです。
尚、インストールについては別記事になります。
Kubuntuのデスクトップはこんな雰囲気
他の軽量OSと比較すると、動きが少しヘビーな感じです。
この映像は、VirtualBoxにて2GBのメモリーを割り当てて稼働させており、録画している関係で多少重い動きになていますが、実際はもっとクイックに動くと思われます。
推奨最小システム要件
- 2 GHzデュアルコアプロセッサ
- 2 GB RAM(システムメモリ)
- 25 GBのハードドライブスペース
- 1024×768解像度を持つVGA
- CD/DVDドライブまたはUSBポート
インストールと起動テストについて
インストールテストは、VirtualBox Ver5.2.4にて、計2回行っています。
ライブ起動テストは、元Windows XP(32bit)パソコンで行いました。
ライブ起動用PCのスペック
- CPU:Celeron M 360J 1.4GHz/1コア
- RAM:256MBに512MB増設(計768MB)
推奨最小システム要件よりも相当低いレベルですが、稼働しています。
USBメモリから起動して、ライブ起動かインストールかを選ぶメニュー画面になるまで、4〜5分程度の時間を要しました。
ライブ起動を選んでからは、1分程度で起動していますので、HDDにインストールすれば、少し早くなるでしょう。
ただし、起動してからは上記にある動画(デスクトップの雰囲気)の動きよりも機敏(2倍速程度)で、この元動画ファイル(WebMですがオリジナルはAVI)でも問題なく再生できていますし、オフィス系のソフトの立ち上がりもスムーズで、動作も遅い感じはしませんでした。
現在このテストPCには、Lubuntuがインストールしてありますが、ライブ起動後は同じような感じで使えます。
Kubuntu 17.10の既知の問題(2018/01/12現在)
特定のLenovo、AcerのPCで問題が発生しているようです。
17.10のKubuntu(およびUbuntu等)に搭載されているLinux 4.13カーネルのバグは、このバージョンのUbuntuを起動した後に、ユーザーのシステムの起動順序を含むBIOS設定を更新できなくなる可能性があるとのことです。
まもなく、この問題の修正を含むカーネルがzesty-updatesで利用可能になりますが、Kubuntu 17.10インストーライメージには、まだこのバグのカーネルが含まれているとアナウンスしています。
また、問題が発生した場合、BIOS機能を復元するには、PCにプロフェッショナルなサービスが必要になることがあるとしています。
影響を受ける既知のモデルのリストは、 以下を参照してください。
https://bugs.launchpad.net/ubuntu/+source/linux/+bug/1734147
まとめ
Kubuntuは、KDE Plasma デスクトップを使用するUbuntuの正式なOSです。
推奨最小システム要件
- 2 GHzデュアルコアプロセッサ
- 2 GB RAM(システムメモリ)
- 25 GBのハードドライブスペース
- 1024×768解像度を持つVGA
- CD/DVDドライブまたはUSBポート
ライブ起動テストは、元Windows XP(32bit)パソコン
ライブ起動用PCのスペック
- CPU:Celeron M 360J 1.4GHz/1コア
- RAM:256MBに512MB増設(計768MB)
推奨最小システム要件よりも相当低いレベルで稼働。
USBメモリから起動して、ライブ起動まで5分以上かかりましたが、起動後は動画ファイル(.AVI)の再生もオフィス系ソフトの動作も問題ありませんでした。
Kubuntu 17.10の既知の問題(2018/01/12現在)
この問題に対処した17.10.1が01/12にリリース されています。
特定のLenovo、AcerのPCで問題が発生しているようです。
該当しそうな方は、モデルのリストをご確認ください。
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