調べごとをしていて、とある(Googleではない)検索エンジンの上位に表示されていたWEBページを「Ctrl」+「マウスクリック」で別タブに複数表示させて、順番に見ていました。
そして、今回問題になったWEBページを見ました。
服を着た女性がスライドのように入れ替わって、ページの真ん中に「18」の数字が見えたので、いわゆるアダルトなのかと思いました。
調べていたキーワードに全く関係が無いようなWEBページなので、「何?」て一瞬固まってしまいました。
この段階では、WEBサイトの元運営者が、中古ドメインとして売り出したドメインを購入し、アダルトサイトにしているのか(検索エンジンのデータが古い場合)?
それとも、WEBサイトを乗っ取って、ページを改変しているのかわかりません。
取り敢えず危険ということで、タブクローズボタンでページを消そうとしたら、いわゆるアラートが(よくわからない)外国語で出てきました。
嫌な感じなので、もう一度タブクローズボタンを押したら、更に違うコメントがでましたが、クローズボタンを連打したら閉じました(タイムラグがあって、もう一度押せば閉じたのかもしれません)。
URLから安全なWEBサイトか調べよう
不安になり気分が悪いので、そのURLが安全かを以下のサービスで調べてみました。
Trend Micro Site Safety Center
トレンドマイクロによるWEBサイトの安全性を確認してくれるサービスです。
たとえ評価が「安全」という結果だからといっても相手も研究してきていますので、評価を鵜呑みにせず注意を怠らないようにしましょう。
とりあえず確認しておけば、一定レベルの安全性は保てるでしょう。
勝手に別のURLへアクセスしていないか見てみる
詐欺的サイトってこんなもの…それとも本当に中古ドメインを利用したSEOを施しただけのアダルトなのか?
ということで、ブラウザーの履歴を確認してみましたら、わかりました。
どうやら、タブクローズボタンを押して表示された外国語の表示は、別のドメインからのものでした。
当方は、ブラウザーでスクリプトを常時制限しているので、何らかの仕組みが発動しなかったのかもしれません。
このスクリプトの送信元と思われるドメインを先程のトレンドマイクロで調べたのですが、「未評価」でした。
それならとドメイン情報を調べてみた
自分を過信して、その危なそうなサイトを再度アクセスして調べ、墓穴を掘りたくはないので、とりあえずドメインを”Whois”で調べてみました。
結果は、WEBサイト本体は管理されたドメインで問題は無いようですが、スクリプトが書かれている別のURLについては、「一致するドメインが無い」というなんとも言えない結果でした。
今回は、ブラウザーのスクリプトを基本的にオフにしているので、スクリプトの書かれた別のドメインで何かあったとしても発動していませんし、タブも何回かのクリックで閉じましたので、実害はありませんでした。
とにかくクローズする
今回のような詐欺的サイトに遭遇してしまったらWEBページ内はいじらずに、とにかくクローズしましょう。
「18歳以上か?」と聞かれているので、違うとこたえれば離脱できると思ってクリックしてしまえば、それでアウトです。
また、タブがクローズできないし、外国語の文章でよくわからないまま画面に出ている「YES」や「NO」押してしまえば、それもアウトです。
変なサイトに出くわしたら、とにかくブラウザーをクローズです。
その後、念の為パソコンのセキュリティチェックを行いましょう。
過信は禁物
このような詐欺的なサイトにネット慣れしていない高齢者や子供などは、慌てて余計なところをクリックしてしまうかもしれません。
また、ネットに比較的詳しい人でも家族や他人が側にいる時に、今回のようなアダルト?サイトのようなページが表示されてしまったら、つい慌てて間違った対処をしてしまう人がいても不思議ではありません。
今回のようなケースでも安全性を高めるために、ブラウザーのアドオンなどで スクリプトを部分的にオフにするなどの対応は有効だと思います。
まとめ
詐欺的なアダルトサイトなのでしょうか?
中古ドメインとして売り出したものを購入している可能性も……
URLが安全かを調べてみる
Trend Micro Site Safety Center
ドメインをWhoisで調べてみる
スクリプトが書かれている別のURLについてはも確認してみます。
ブラウザーのセキュリティ強化
表示による利便性よりも、安全性のためにスクリプトの制限を行うアドオンなどの対策も有効です。
コメント