デスクトップ用の音声読み上げソフトを、初めて利用すると大抵まともに読めなくて、驚くことが多いと思います。
しかし最近、オンラインでの読み上げツールは、オンラインの特性もあって日々進化しており、そうとう流暢に読み上げるようになってきています。
そうは言っても、会社書類の原稿なので、オンラインツールでの読み上げは、ちょっと気になるという方もいるでしょう。
また、少し恥ずかしい文章のため、万一漏れてもいけないので、オンラインはパスしたいということもあるでしょう。
そんな場合に、デスクトップ音声読み上げソフトをパワーアップさせましょう。
『SofTalk』を簡単に『TalkStone辞書』で利口にする
通常、漢字はだいぶ読めるようになってはいますが、英語や数値、記号などは、オフライン系の場合、多くはまともに読めないと言っても過言ではないでしょう。
漢字の間違えでしたら、聞き流せても、英単語をアルファベット一文字ずつ読まれてはたまりません。
今回は、英語辞書、記号辞書、助数詞辞書を強化しました。
現在、フリーで使えるデスクトップアプリ用の比較的よく読める音声合成エンジンは、経験上「Microsoft Haruka Desktop」だと思いますが、それ以上に読めるようになりました。
まず、比較した音声がありますので、よろしければ、お聞きください。
以下の内容を読み上げ、比較しやすいように、スローテンポにしています。
①、(1)、(a)、(ア)、(月)、[1]、ⅠⅡ、1st～30th、10kg、1,234,567円、2012/03/04、12:34、〒123-4567、888888。
1点、1隻、1羽、1着、1足。
Microsoft Haruka Desktop（SofTalkでも利用できますのでSofTalkで読ませています）
辞書追加後
『TalkStone辞書』とは
フリーの『SofTalk』用の辞書ファイルで、英語辞書、記号辞書、助数詞辞書の3つからなっています。
英語辞書の単語数が「79」から「25,779」に増加します。
記号辞書の単語数が「160」から「1,469」に増加します。
助数詞辞書の単語数が「91」から「623」に増加します。
前述の比較音声のように、Microsoft Haruka Desktopとは、この増加率ほどの差はでませんが、他の音声合成エンジンと比較すれば、相当話せるようになるでしょう。
『TalkStone辞書』をダウンロード
Vectorからダウンロードできます。
TalkStone辞書
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/art/se513615.html
念の為に『SofTalk』は、以下からダウンロードできます。
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/art/se412443.html
『TalkStone辞書』をインストールする
- TalkStone辞書をダウンロードしたら、解凍します。
- SofTalkのフォルダーを開きます。（SofTalk.exeのあるフォルダーです）
- さらに開いたフォルダーの中にある「dll」フォルダーを開きます。
- 今度は、TalkStone辞書のフォルダーを開いて「Readme.txt」を読めばやり方が書かれていますが、もっと簡単にやってしまいましょう。
- 先ほどの、「dll」フォルダーを開らいたところに、「OLDDIC」などの適当なファイル名のホルダーを作って、「eng.stk」「mrk.stk」「num.stk」の3つのファイルを移動させます。
- そして、TalkStone辞書のフォルダーにある同名の3つのファイルを、SofTalkの「dll」フォルダーのなかに、コピーペーストするだけです。
- まあ、インストールというより、入れ替えってことです。
- 先ほどの「OLDDIC」に移したファイルは念の為にとっておきます。
- これで、辞書が強化されましたので、SofTalkを起動してみましょう。
まとめ
オンラインでの読み上げツールは、ちょっと気になるという方に、デスクトップ音声読み上げソフト『SofTalk』をパワーアップさせます。
SofTalkに『TalkStone辞書』をインストールして即完了
- 英語辞書「79」→「25,779」に増加
- 記号辞書「160」→「1,469」に増加
- 助数詞辞書「91」→「623」に増加
『TalkStone辞書』をダウンロード
Vectorから
『TalkStone辞書』をインストールする
TalkStone辞書をダウンロードしたら、解凍し中にある3つの辞書ファイルを以下のフォルダーへコピーペーストするだけです。
SofTalkのフォルダーの中にある「dll」フォルダーの、「eng.stk」「mrk.stk」「num.stk」の3つのファイルを入れ替えます。
上書きせずに、上記の3つの辞書ファイルは、別フォルダーにでも保存しておきましょう。
実際には、インストールというより、入れ替えってことです。
たったこれだけですので、早速SofTalkを起動してみましょう。
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