「siduction」は「sid」と「seduction」の掛けあわせた言葉になっており、「sid」はDebian「unstable」ブランチのコードネームです。
ですから、『siduction』OSは、Debian GNU / Linuxの 「unstable」ブランチをベースにしたディストリビューションということです。
siduction 18.2.0 patience のデスクトップはこんな雰囲気
この映像はVirtualBox(バージョン 5.2.8)にて起動状況の確認を行い動画にしています。
なお、メモリの割当は2GBに設定しています。
siduction 18.2.0 patience について
今回は、『siduction』のXfceデスクトップ環境isoファイルを選んで利用しており、非常に軽く使いやすいと思いました。
残念ながら64bit版だけになるので、せっかく軽量でも、サポートの切れたWindows XP や Vistaが入っているようなPCでは、対応できないでしょう。
しかし、Vistaの場合は、多少64bit PCの可能性もあるとは思いますが…
最小システム要件(公式サイト参照)
CPU
- AMD64
- Intel Core2
- Intel Atom 330
- x86-64 / EM64T対応CPU以上
- 新しい64ビット対応AMD SempronおよびIntel Pentium 4 CPU
メモリ
デスクトップ環境によってことなりますので、以下を参考に選んでください。
- KDE: 512 MB以上
- Gnome: 512 MB以上
- XFCE: 256 MB以上
- LXDE: 256 MB以上
640×480ピクセル以上の解像度が可能なVGAグラフィックカード
光ディスクドライブまたはUSBポート
3GBのHDDスペース(推奨10GB以上)
こちらのPC環境において、VirtualBoxで256MBにメモリ割当を行いライブ起動した結果は、正式な起動には至りませんでした(Xfceデスクトップ環境)。
あくまでもVirtualBox上ですので、実機とは異なりますが、念の為に記載しておきます。
なお、以下の映像は、VirtulaBoxにて512MBのメモリを割り当てて、Xfceデスクトップ環境のsiductionをライブ起動させ、メニュー表示やLibre Office Writerを起動させている状況です。
メモリを512MB割り当てると、問題はありませんが、特に、オフィスソフトの起動時間等を確認しておいてください。
ダウンロード
公式サイト
ダウンロードページ
https://forum.siduction.org/index.php?page=8
デスクトップ環境でisoファイルを選ぶ
- cinnamon
- gnome
- kde
- lxde
- lxqt
- mate
- xfce
などのデスクトップ環境を選ぶことが出来ます。
isoファイルの所在がわかりにくいかもしれませんので、映像で見ることができます。
ライブUSBメモリの作成やインストールについては、別記事にいたします。
まとめ
『siduction』OSは、Debian GNU / Linuxの 「unstable」ブランチをベースにしたディストリビューション
siduction 18.2.0 patience について
64bit版だけになるので、せっかく軽量でもサポートの切れたWindows XP などがインストールされていた古いPCでは、対応できないでしょう。
最小システム要件
- CPU:64bit(AMD64など)
- メモリ:512以上(XFCE、LXDEは256 MB以上)
- 640×480ピクセル以上の解像度が可能なVGAグラフィックカード
- 光ディスクドライブまたはUSBポート
- 3GBのHDDスペース(推奨10GB以上)
メモリ256MBから可能(Xfce)とのことでしたが、VirtualBoxでのライブ起動では、当方のPC環境下において256MBでは、途中までで正式起動は出来ませんでした。
なお、512MBでは、起動及びオフィス関係のソフトも問題ありませんでした。
ダウンロード
コメント