togetterに面白そうなまとめ「本を読むのが遅い人は、見た文字を頭の中で音読している?」があり、読み方のテクニック的な話を色々と取り上げられていました。
しかし、本を楽しむために読むのか、それとも知識の習得のために読むのかでは、読書のスピードが変わると思うのですが、いかがでしょうか?
たとえば、ドラマを見るとしても、主人公になりきって見るのか、それとも第三者としてハラハラドキドキしながら見るのか、または学校での友人との会話のために流し見するのかでは、ドラマの見方や集中の度合いも変わってきます。
ということで、今回は本を読む目的による速さの違いと、そして、我流ではありますが、早く読めるようにする(できるかもしれない)方法をご紹介したいと思います。
ただし、物理的な紙の本には適用できませんので、ご了承ください。
読むのが遅くてもいいじゃない
脳内音読しようがしまいが、読書を楽しむために読むのなら、遅くたってなんら問題ないでしょう。
逆に、早く読んでしまうと勿体無い気がしますので、ゆっくり楽しみたいものです。
問題は読書の目的
目的が異なれば、早く読めるようにもなります。
例えば、物語を読む場合は、普通全部細かく読むと思いますので、脳内音読の有無とは関係なしに、ある程度の時間が必要になります。
でも、ある書籍から何らかの知識の習得を目的として読む場合は、最初から最後までじっくり読む必要はないかもしれません。
多くの人がWEBで情報を収集するように、目次や必要としていると思われる部分を中心に読むことで、早く情報を吸収することが出来ます。
それを、読んだとするのかしないのか難しいところですが……
脳内音読にこだわる必要はない?
読書ということに限定してしまうと、脳内音読がクローズアップされるかもしれませんが、書籍類からの知識の習得スピードと考えると、脳内音読が全てではありません。
前述のように読む目的によっては、全て順番に読む必要もなく、スピードアップも可能ですので、脳内音読にこだわらずに、総合的に考えれば良いと思います。
早く読めるようにする方法も
たとえば、以下の3つの例をみてもらうとわかると思いますが、脳内音読していない人もいるのではないですか?
注意
とまれ
危険
多分、そのような方は、みただけでイメージが湧いてきて、「見る→意味を理解」になっていると推測します。
なぜ、「見る→脳内音読→意味を理解」では無かったのかですが、短い単語だったので脳内音読の必要が無かったと思います。
つまり、書籍のように読む形式になっている文章だと、どうしても脳内音読しやすくなるということです。
では、どうするかですが……
大きな文字で「見る→意味を理解」に持っていきやすくするということです。
電子書籍などを早く読みやすく
「吾輩は猫である」を例に、通常と脳内音読しづらい方法とを表示してみます。
通常の文章
どこで生れたかとんと見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。吾輩はここで始めて人間というものを見た。しかもあとで聞くとそれは書生という人間中で一番獰悪な種族であったそうだ。この書生というのは時々我々を捕えて煮て食うという話である。
この文章を脳内音読しづらくしてみると……
吾輩は猫である。
名前はまだ無い。
どこで生れたか
とんと見当がつかぬ。
何でも薄暗い
じめじめした所で
ニャーニャー
泣いていた事だけは
記憶している。
吾輩はここで始めて
人間というものを見た。
しかもあとで聞くと
それは書生という
人間中で一番獰悪な
種族であったそうだ。
この書生というのは
時々我々を捕えて
煮て食うという話である。
なるべく脳内音読しないように文字を大きくして、短く折り返すようにしてみると、文章から単語にちかくなり、脳内音読しづらくなる(いつも脳内音読している方がしなくなるのではありません)と思います。
電子書籍などでは、可能な限り文字を大きくすることで、このような形に持っていくことが可能です。
しかし、人によって違うと思いますので、絶対的なものではありません。
あくまでも我流で上手くいったので、ご紹介させてもらいました。
この方法で上手く行く方がいれば幸いです。
まとめ
読書スピードの早い遅いは、脳内音読だけのことじゃない!
読書の目的で変わる速度
- 物語を楽しむ読書
- 必要な情報を探す読書
これらの2つは、同じスピードと同じ読み方ではないと思われますので、脳内音読云々の話だけではないハズです。
(我流)早く読めるようにする方法も……
書籍のように読む形式になっている文章だと、どうしても脳内音読しやすくなると思われます。
ということで、電子書籍などを早く読みやすく
- 文字を大きく
- 短く折り返す
こうすると文章から単語にちかくなり、脳内音読しづらくなります。
絶対的なものではありませんが、この手法で上手くいけば幸いです。
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