Maui Linuxは、KDE Neon/Ubuntuをベースにし、KDE Plasmaデスクトップ環境を搭載したセミローリング・リリースモデルのLinuxディストリビューションです。
今回は、Maui Linux 17.06(2017年7月9日リリース)について、OSの特徴等を中心に確認しておきたいと思います。
『Maui Linux』のデスクトップはこんな雰囲気
映像をご覧いただくと、少し重い感じがしますが、VirtualBoxでの利用の上、録画ソフトの稼働により、OSに割り当てたメモリよりも動きがモッサリしてしまっているようです。
VirtualBoxで、メモリ2GBを割り当ててキャプチャー
『Maui Linux』の特徴
Maui Linuxは、64bit対応のみなので、インストールできるPCの目安としては、通常Windows 7 がプリインストールされているレベルのPCになります。
最小システム要件
- CPU:1.6GHz Intel Atom
- メモリ:1GB
- 空きディスク容量:15GB
- グラフィックスカード:Intel GMA 945
- ビデオメモリ:128MB
※VirtualBoxで試す場合は、1.5GBのメモリを割り当てが必要
アプリケーション
主なアプリケーションは以下のとおりです。
- Firefox(+ KDE統合ツール):Plasmaとの統合によるFirefoxブラウザー
- Dolphin:Plasma用の強力なファイルマネージャ
- VLC Media Player:多くのビデオ形式やプロトコルに対応する高機能なメディアプレイヤー
- GMusicbrowser:効率的な音楽ライブラリアンで、カスタマイズ可能なオープンソースのジュークボックス
- Krita:フル装備の画像・描画編集ソフトで、PhotoshopやGIMPと同じように利用可能
- Inkscape:ベクトル形式の画像を作成できる描画ソフト
- Kdenlive:多くのエフェクトとトランジションを有するKDEのビデオエディタ
- Kate:右側に「ミニマップ」、左側にドキュメントローダーを有するシンプルで強力なテキストエディタ
『Maui Linux』を試してみた感想
インストールも簡単で、日本語化や日本語入力にも問題がなく、アプリケーションについても必要なものは、しっかりプリインストールされていると思われますので、すぐに利用することができます。
ただひとつ、問題ではありませんが、システム要件的には実際に利用するに際して、メモリが最低2GB程度は必要だと思います。
64bitのPCならば、通常は2GB以上のメモリを積んでいると思われますので、ライブ起動(物理メモリ実質2.5GB程度のPC)では、モッサリ感はなく普通に稼働していました。
なお、ダウンロードやインストールは別記事になります。
まとめ
Maui Linuxは、KDE Neon/UbuntuをベースのLinuxディストリビューション
KDE Plasmaデスクトップ環境を搭載したセミローリング・リリースモデル
Maui Linuxは、64bit対応のみ
- CPU:1.6GHz Intel Atom
- メモリ:1GB
- 空きディスク容量:15GB
以上のスペックが必要になります。
主なアプリケーション
- Firefox(+ KDE統合ツール):ブラウザー
- Dolphin:ファイルマネージャ
- VLC Media Player:メディアプレイヤー
- GMusicbrowser:ジュークボックス
- Krita:画像・描画編集ソフト
- Inkscape:ベクトル形式の描画ソフト
- Kdenlive:KDEのビデオエディタ
- Kate:テキストエディタ
など
『Maui Linux』をライブ起動で、物理メモリ実質2.5GB程度のPCにテストしたら、普通に問題なく稼働していました。
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