アップロードしたデータは安全？Firefox『send』で暗号化・共有・１ダウンロードで自動削除！

Mozilla は、2020年9月17日に Firefox Send を停止しました。

悪用するユーザーがマルウェアを配信し、フィッシング攻撃に利用するなどしたため、同サービスを停止していましたが、終了となってしまいました。

先日もオンラインショップで、個人情報の流出がありました。

たまにあるけど、ネットの利便性を考えたら仕方がない…と多くの人は思っていることでしょう。

でも、報告されているネットの事故は、一部にしかすぎません。

交通事故といっしょで、高速道路などの大事故はニュースになりますが、近所の追突事故はTVなどでニュースにはなりません。

そうはいっても、このことを理解している人は、どれだけいるでしょうか？

ここは推測ですが、まるで、飛行機が落ちるぐらいの頻度に思っているのではないでしょうか？

飛行機の場合は、自分ではなにもできないけど、車なら…

自分自身の行動で安全性を上げることは可能です。

ネットの情報流出も車と同じです。

誰かにちょっとデータを送る場合の安全性

以前はメール添付で送っていても、誤送信や、容量の問題で送れなかったり、圧縮した場合は、人によっては解凍できなかったりと、色々な問題がありました。

最近は、クラウドやオンラインストレージサービスを使ってデータを渡したりしていることと思います。

でも、それって本当に安全なのでしょうか？

ハッキング的な流出もありますが、使い方を誤ってしまったり、使う人間のケアレスミスや、思い込みによって起きる流出事件もあります。

もう10年近く前のことになりますが、あの有名なAmazonの個人情報の一部リストが、使う人間の思い込みによって…というよりも日本人の考え方からすれば、誰もがそう考えるであろうという誤解により、丸見えになっていたということがありました。

見えていたのは「ほしい物リスト」で、デフォルトで公開状態でした。

このリストを誰かに見てもらって、ほしい物をプレゼントしてもらえるという目的で、公開がデフォルトになっていたとのことでしたが、日本人の一般的な感覚だと、単に自分が欲しいものをまとめておいて、後で購入するリストと思っているでしょう。

ですから、非公開があたり前で、デフォルトで公開などは考えてもみなかったことでしょう。

でも、きちんと説明を読まなかったことが、原因には違いありません。

ということで、恥ずかしいリストを公開されてしまった有名人もいました。

Firefoxの無料サービスですが、実は「Test Pilot」という新機能の実験サービスの一つです。

Sendは、最大で1 GB容量をアップロード可能で、暗号化し、オンラインで共有できます。

ファイルをアップロードすると、ダウンロードリンクを生成し、そのリンクは1回のダウンロードまたは、24 時間後に自動で期限切れとなり、Send サーバーに保存されたファイルは勝手に削除されます。

このサービスは、特別な登録やアドオンなどは不要ですので、すぐにだれでも利用することができます。

一般的には、アップロードしたファイルを相手にダウンロードしてもらうまでは、当然かってに削除できませんから、何日か待つことになります。

その間、相手から連絡をもらえなければ、ずっとネット上にあることになります。

でも、この『send』ならば、忘れてしまうことが可能です。

相手がダウンロード後、間違って他に情報を流してしまっても、そのリンクは、すでに使えなくなっていますので、心配する必要はありません。

ちなみに、このサービスはFirefoxブラウザーである必要はありません。

最近のブラウウザーならば、基本的に利用可能です。

詳しくは、以下の公式情報をご確認ください。

データの共有はFirefox『send』無料サービスで…

「Test Pilot」という新機能の実験サービスの一つです。

このサービス『send』ならば、リンクを知らせたあとは、削除や非公開にする必要もなく、忘れてしまうことが可能です。