ID・パスワードリストのような普段は利用しないけれど、いざというときに無いと困るようなデータ、ネットワーク上のドライブには預けたくないような情報、その他各種ファイルなどを密かに画像の中に隠すことができます。
もちろん、画像をビューアーで開いても埋め込み前と同じように見えます。
そうすれば、何気なくPC上に画像が置いてあっても、データを隠していると気づかれることは、あまり考えられません。
ある程度画像に詳しい人が、わざわざ画像のプロパティをチェックして、重すぎて変だと思われない限り、普通は気づきもせずにわかりません。
ファイルを隠すフリーソフト
「画像中にファイルを隠すソフト」というソフト名で、そのままって感じです。
ソフトの説明では、「秘匿度が高くないファイルを他の人から閲覧・利用されることを、ある程度、防止する」と謳っていますが、画像に隠してあると知らなければ、探そうともしませんから、気づかれないでしょう。
実際に試してみた
埋め込み前の元画像
埋め込んだテキストファイルの内容
abc-bank,abc,123456
efg-net,efg,456789
hij-tv,hij,123789
埋め込んだ後の画像
見た目は区別がつきませんね。
埋め込んだ画像ファイルをエディタで開いてみる
埋め込み前と、どのような違いがあるのかみてみましょう。
テキストエディタで開いた埋め込み前の画像
テキストエディタで開いた埋め込み後の画像
当然、読めませんが違うのはわかりますね。
ソフトの特徴
このソフトはテキストやデータなどの各種ファイルを、画像の中に隠すことが可能です。
補助的にファイルを暗号化して秘匿する機能も有していますが、解読・復号される可能性もあるとのことです。
なお、 ファイルを隠した画像は、編集・加工すれば、そのファイル情報は消えますので、この点は注意が必要になります。
扱えるファイル形式
- 埋め込める(隠せる)元の画像ファイル形式:jpeg、png、bmp、gif
これらの形式なら一般的ですので、デスクトップやピクチャーフォルダに存在していても全く違和感がないですね。 - 埋め込む(隠す)ファイル形式:どの形式のファイルでも可能
埋め込める(隠せる)容量がソフトのインターフェイスに表示されていますので、参照しながら利用できます。
また、複数ファイルを同時に埋め込めますので、ファイルの内容を選ばず使い勝手も良いでしょう。 - 出力画像形式:png
ソフト作者は、より強固な暗号化を求められる場合、予めパスワードを掛けたzipファイルなど、別途、暗号化してから、画像に隠すことを勧めていますが、そこまでするような極秘データは、面倒になるため違う扱いにするべきだと思いますので、このソフトでの管理はオススメしません。
対応OS
Windows 10(Microsoft .NET Framework 4.5.2 以上)
ダウンロード
Vectorより
https://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se491721.html
まとめ
「画像中にファイルを隠すソフト」で各種ファイルを密かに管理
補助的にファイルを暗号化して秘匿する機能も有しています(解読・復号される可能性あり)。
ファイルを隠した画像は、編集・加工すれば、そのファイル情報は消えます。
扱えるファイル形式
- 隠せる元の画像ファイル形式:jpeg、png、bmp、gif
- 隠すファイル形式:どの形式のファイルでも可能
- 出力画像形式:png
対応OS
Windows 10(Microsoft .NET Framework 4.5.2 以上)
ダウンロード
Vectorより
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