BBソフトサービスが2019年7月度のインターネット詐欺リポートを発表しています。
同社の対策ソフトウエア(詐欺ウォール)で観測したところによると、2019年上半期で22件と若干の増加傾向にあるとのことです。
あくまでも一部の対策ソフトが観測した結果ですので、ネット全体での状況ではありませんが、非常に気になる詐欺のやり方です。
また、このような詐欺は忘れた頃に、再び起こりますので注意を怠らないようにしましょう。
オンラインストレージ悪用の手口
オンラインストレージサービス上に、メールアドレスやパスワード取得のために、偽ログインページを設置しメールで誘導します。
特に問題なのは、偽ログインページのURLがオンラインストレージサービスの正規ドメインとなっていることです。
そのため、URLを確認するだけでは、フィッシング詐欺を判別できないため、騙される可能性が高まってしまいます。
注意喚起のメールはすべて詐欺と思って対応
このオンラインストレージを悪用している詐欺は、使えなくなるよと脅かして偽ページへアクセスさせようとしています。
今後も同じ手口とは限りませんが、詐欺の手口は概ね”相手を焦らせて”冷静な判断ができないようにします。
オンラインストレージの悪用に限らず、メールでの注意喚起に関するものは、詐欺と思って対応しましょう。
もちろん、無視しろと言うことではありません。
詐欺だと思って、冷静に対応しましょうということです。
実際にどうする?
もし、サービスを実際に利用しているなんらかの業者から、メールで注意喚起の連絡が合った場合には、メール記載のURLにはアクセスせずに連絡をとりましょう(本物だと感じた場合にです)。
もちろん、そのメールへの返信ではなく、直接正式なURL(そのサービス提供会社)からアクセスするなどして、メールに関係のないルートで連絡をしましょう。
すぐに連絡が取れるとは限りませんので、同時にメール掲載の文面で特徴的な文章をネット検索してみましょう。
通常は焦る必要はありませんので、サービス提供会社からの連絡を待って対処しましょう。
まとめ
オンラインストレージ悪用は騙されそう
- オンラインストレージサービス上に、偽ログインページを設置しメールで誘導。
- 偽ログインページのURLがオンラインストレージサービスの正規ドメイン。
- URLを確認するだけでは、フィッシング詐欺を判別できない。
注意喚起メールはすべて詐欺?
メールでの注意喚起は、詐欺と思って冷静に対応しましょう。
本物っぽい注意喚起メールが届いたら
メール記載のURLにはアクセスせずに、直接サービス提供会社の正式なURLへアクセスするなどして確認しましょう。
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