つい先日もSMSに注意しましょうと記事を書いたばかりですが、7月31日に消費者庁から注意喚起がありました。
今回の詐欺のポイント
- 伝達方法:SMS(ショートメッセージサービス)
- 連絡先名称:日本通信をかたる事業者
- 連絡内容:未納料金請求(架空請求)
これに限らず似たような内容のSMSは、全部詐欺と思って対応しましょう。
消費者庁からの発表内容
消費者の携帯電話に「ご利用料金のお支払い確認が取れておりません。本日中に〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇日本通信(株)お客様センター迄ご連絡ください。」などと記載したSMS(ショートメッセージサービス)を送信するとともに、SMSに記載された電話番号に連絡してきた消費者に対し、「現在、裁判の手続中ですが、すぐに支払えば裁判手続を止められます。」などと告げ、虚偽の利用料金を、前払式電子マネーのIDを連絡させるという方法で支払わせようとする事業者に関する相談が、各地の消費生活センター等に寄せられています。
消費者庁が調査したところ、「日本通信株式会社」をかたる事業者(以下「日本通信をかたる事業者」といいます。)について、消費者の利益を不当に害するおそれがある行為(消費者を欺き、又は威迫して困惑させること)を確認したため、消費者安全法(平成21年法律第50号)第38条第1項の規定に基づき、消費者被害の発生又は拡大の防止に資する情報を公表し、消費者の皆様に注意を呼びかけます。
また、この情報を都道府県及び市町村に提供し、周知します。
消費者庁より
公表資料として、消費者庁より具体的に詳細がかかれた注意喚起ようの資料もあります。
https://www.caa.go.jp/notice/assets/consumer_policy_release_190731_0001.pdf
これで終わりじゃない
今回のSMSを利用した詐欺は、この時点でほとんど沈静化しているでしょうが、似たようなSMSはどんどん届くはずです。
この記事にある消費者庁の発表内容を読めば、完全に詐欺というのが分かると思いますが、慌てて連絡してしまうと、相手の口車に乗せられてしまう人が出てくるでしょう。
大まかには、以下のような流れで進められてしまいます。
- 電話連絡等をしろと脅しのメッセージが届く
- 連絡くれたから大丈夫、言うとおりにしてと指示
- ホッとして、言われるままに行動してしまう
- 払う人と認識されて、別の組織名でさらなる詐欺も
つまり、連絡してしまうと、いつのまにか相手の術中にハマってしまう可能性があるということです。
全部詐欺と思う
詐欺か詐欺でないか考える前に、全部詐欺と思って対処するのが良い考え方です。
身にお覚えがある場合も、SMSにかかれている電話番号へ連絡する前に、色々調べてからにします。
万一、連絡する必要があったと思われた場合には、別のルートから連絡しましょう。
ここで言う別のルートとは、SMSにかかれている電話番号やURLへの対応ではなく、身の覚えのある公式な電話番号やURLということです。
なお、よろしければ先日の記事も参考にしてください。
まとめ
消費者庁から注意喚起、SMSでの詐欺
- 連絡先名称:日本通信をかたる事業者
- 連絡内容:未納料金請求(架空請求)
消費者庁からの発表内容(メッセージ)
消費者庁の公表資料に詳細があります。
今後も色々やってくる!
詐欺か詐欺でないか考える前に、全部詐欺と思って対処する。
身にお覚えがある場合も、SMSにかかれている電話番号へ連絡する前に色々調べましょう。
万一、連絡する必要があると思った場合は、SMS記載でない別のルートで、公式な電話番号やURLから連絡してみましょう。
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