SparkyLinux 5.5は、Debian”testing”をベースにして、軽量・シンプルなOSで、32bit版にも対応しているので、古いパソコンにも使うことが可能です。
今回は、スペシャルエディションの「SparkyLinux 5.5 GameOver」について取り上げました。
軽量でありながら、ゲームを多量にプリインストールしていますので、手軽に遊べるOSになっています。
以前、4.xシリーズのstable(安定版)について、記事にしていますので、よろしければ参考にしてください。
「SparkyLinux 5.5 GameOver」のデスクトップはこんな感じ
以下の映像は、VirtualBox(Ver.5.2.18)にて起動・メニューなどの操作確認を行いました。
なお、メモリの割当は2GBに設定しています。
『SparkyLinux 5.5』について
Sparky 5は、Debianのテスト版 (testing)「buster」をベースとしているローリングリリースモデルのOSです。
主に軽量デスクトップを採用しているHome Editions(SparkyLinux 5.5 LXQt)や、最小構成のMinimal Editions、Special Editions(GameOver、Multimedia、Rescue)などのバリエーションがあります。
最小システム要件
公式サイトを探した限り、以下のシステム要件しか見つけることができませんでした。
ここでは、バージョン4.xについての記述がありますが、5.xについてはないので、若干違いがあるかもしれません。
- 32ビットと64ビットに対応
- BIOSまたはUEFIマザーボードを搭載した32ビットおよび64ビットのマシンにインストール可能
- Sparky 3.xはBIOSとUEFIを搭載した64ビットマシンをサポートし、バージョン4.xからはBIOSとUEFIを搭載した32ビットマシンもサポートしています。
- CPU:i686 / amd64
- メモリ:
256 MB – LXDE, LXQt, Openbox
512 MB – MATE, Xfce
1.0 GB – KDE
128 MB – CLI Edition - 512 MB以上のSWAPパーティション
- 必要ディスク容量:
10 GB (“Home” editions)
20 GB (GameOver/Multimedia)
2 GB (CLI edition) - CD/DVDドライブまたは USB ポート
今回インストールしているのが「SparkyLinux 5.5 GameOver」。上記のメモリで本当に稼働するのか心配のため、VirtualBoxでのメモリを256MBに割り当てなおし、再度メニュー操作と一部のボードゲーム等をやってみました。
前述のメモリ2GBと操作感の違いをご覧ください。
メニュー操作やゲームについては、重いなどの問題は無いようなのですが、OSの立ち上げには数分かかりました。
なお、アプリケーションやゲームによって、メモリ256MBでは、きちんと操作できないようなものもあるでしょう。
ダウンロード
公式サイト
ダウンロードページ
https://sparkylinux.org/download/rolling/
スペシャルエディションは、ページの下の方になります。
なお、インストールや日本語入力設定については、別記事になります。
まとめ
「SparkyLinux 5.5 GameOver」は、Debianのテスト版 (testing)「buster」をベースとしているローリングリリースモデル。
軽量でありながら、各種ゲームを多量にプリインストールしています。
最小システム要件(一部抜粋)
- CPU:i686 / amd64
- メモリ:256 MB – LXDE, LXQt, Openbox
- 必要ディスク容量:20 GB (GameOver/Multimedia)
- CD/DVDドライブまたは USB ポート
ダウンロード
公式サイトダウンロードページより
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