Trisquel GNU/Linux はUbuntuベースのディストリビューションで、2018年4月18日にリリースされた最新の「8.0 Flidas」は、Ubuntu 16.04をベースにしています。
また、Trisquelは、GNU FSDGに適合するフリー(自由)なOSで、Ubuntuのカーネルから、ファームウェアのレベルまでフリー。
なお、このバージョンより、デスクトップ環境がGNOMEからMATEになっていますが、個人的には使いやすいと思います。
『Trisquel 8.0 LTS Flidas』のデスクトップはこんな雰囲気
この映像はVirtualBox(バージョン 5.2.8)にて起動状況の確認を行い動画にしています。
なお、メモリの割当は2GBに設定しています。
VirtualBoxのためか、メニュー操作において若干モッサリ感があるようです。
『Trisquel 8.0 LTS Flidas』について
以下4つのエディションがあります。
- Trisquel
家庭やオフィス向けエディション - Mini Trisquel
ネットブック、古いコンピュータ、軽量ユーザーエクスペリエンスを目的としたエディション - Trisquel NetInstall
サーバーまたは最小限のシステムに適したエディション - Trisquel Sugar TOAST
教師と子供のためのエディション
最小システム要件(公式サイト参照)
このデータは2015年9月のもので、前バーション「7.0 Belenos」がリリースされて10ヶ月後の記載になりますので、今回のものではありませんが、お概ねこのデータと同じで問題がないと思います。(Trisquelエディション)
CPU
- AMD Athlon 64 3000+(1.8 GHz)
- インテルCeleron(1.8 GHz)
メモリ
- 32ビット版:256 MB以上
- 64ビット版:512 MB以上
グラフィックスカード
- 最小32 MBのメモリ(3Dグラフィックスには128 MBを推奨)
- 3Dを有効にするには、Intelグラフィックチップ(910GL以上)を推奨
必要ストレージ容量
- 5 GB以上
メモリ512MBでテスト
VirtualBox(64bit)にて、メモリ割当を512MBにして、アプリの起動までを確認してみました。
メニュー操作におきましては、2GB割当の時とさほど変わりはなく、多少のモッサリ感はあるものの、明快な違いは感じませんでした。
また、オフィスソフトでの入力を確認しましたが、入力と変換に明らかな遅延を感じました。
実際のところ、Windows Vista以降のPCであっても、なかなかメモリが512MB程度のものは無いと思われますので、実質的な問題は無いでしょう。
ちなみに、元Windows XPのPC(メモリ256MB+512MB増設)にてライブ起動で試してみましたが、メニュー操作やアプリケーションの立ち上げでの遅延は感じませんでした。
32bitの最小システム要件はメモリが256 MB以上なので、そこからみれば512MB多くなりますから、当然かもしれませんが…
ダウンロード
公式サイト
ダウンロードページ
https://trisquel.info/en/download
なお、ライブ起動やインストールについては、別記事にします。
まとめ
『Trisquel 8.0 LTS Flidas』は、Ubuntu 16.04のベースで、GNU FSDGに適合するフリー(自由)なOS。
エディションは、以下の4つ
- Trisquel:家庭やオフィス向けエディション
- Mini Trisquel:ネットブック、古いコンピュータ、軽量ユーザーエクスペリエンスを目的としたエディション
- Trisquel NetInstall:サーバーまたは最小限のシステムに適したエディション
- Trisquel Sugar TOAST:教師と子供のためのエディション
最小システム要件(Trisquelエディション)
- CPU:AMD Athlon 64 3000+(1.8 GHz)、インテルCeleron(1.8 GHz)
- メモリ:32ビット版 256 MB以上、64ビット版 512 MB以上
- 必要ストレージ容量:5 GB以上
ダウンロード
公式サイトより
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