さあ、今日もメール受信からと思ってパソコンの電源をオンにしたのに、まともに起動しないという事態に……そんな時、あなたはどうしますか?
普通は何度か試してみて、まともに起動しないのならパソコンのサポートに連絡するか、修理業者を調べるのではないでしょうか?
もちろん、自分で修理するスキルが無い前提です。
仕事で利用していないのでしたら、修理が完了するまで待てば良いだけですが、在宅での仕事や個人事業などを行っている場合は非常に困ってしまいます。
バックアップ用パソコンがあれば良いのですが、あったとしても使えるように準備されていなければ意味がありません。
いまからでも遅くはありませんので、壊れてもダメージを最小限にして、すぐにパソコン作業を復帰できるように、パソコン周辺環境を整備しておきませんか?
利便性アップと故障の場合のリスク
色々な製品やサービスについて、多くの場合は、便利な機能を集約する方向にあります。
スマホが一番いい例でしょうが、電話機能から、パソコン機能、リモコン機能、そして支払い機能など、アプリを絡めれば何でもできると言えるかも知れません。
しかし、その反面スマホをなくしたり、壊したりした場合、なにもできなくなってしまいます。
ノートパソコンについても、同じような感じになっています。
ディスプレイ、パソコン本体、キーボード、カメラ、タッチパッド、スピーカーなど全てが一つの筐体に収まっています。
万一どれかが故障したら、やっている作業によっては、全く利用できなくなってしまいます。
しかし、デスクトップパソコンの場合は、パソコン本体以外は別なので、故障のリスクもすこしだけ分散されています。
一番大切なものは何?
パソコンが故障して、一番困るのは何でしょうか?
パソコンは壊れても修理できますし、買い替えも可能です。
しかし、データが入ったHDDが故障や寿命でダメになった場合、いままで何年も作成したデータ類が、(復旧できる可能性はありますが)全てダメになってしまいます。
もちろん、バックアップしていれば、そこまでのデータは安全ですが、バックアップを取っていたところまでになります。
データを別ドライブにしてリスクヘッジ
最近は32〜64GBクラスのUSBメモリでも、千円前後で購入することができます。
各アプリケーションのデータを別ドライブに保存するだけでも、リスクは全然違うでしょう。
データだけでも別ドライブ等にすれば、万一パソコン内蔵のディスクが故障しても、他のパソコンでいままでのデータを利用することができます。
パソコン本体を単なるパーツ扱いに
パソコン(特にノートやモバイル)をスマホのような何でもできるデバイスにするのではなく、外付けディスクドライブレベルの周辺機器並に扱うことで、取り替え可能なパソコン環境が出来ます。
パソコン本体とは別に、OSはUSBメモリ等にインストールし別ドライブ化、データも別ドライブにすることで、万一のトラブルでも即作業に復帰できます(OSはクローン、データはバックアップを用意しておくのを忘れない)。
実際に以下のようなパソコン環境にしていますので、よろしければ参考にしてみてください。
修理代は意外と高い
ちなみに、パソコンの場合、業者によっては異なりますが、技術料や作業料、交換部品代金などが必要になって、修理内容により、2〜3万円程度になることも多いでしょう。
ヘタに修理で一定期間使えなくなるぐらいなら、車の修理で借りる代車のようにパソコン本体を扱えば、万一のハードウエア故障でも、あまり遅延することなく事が進みます。
まとめ
世の中、色々な製品やサービスで、便利な機能を集約する方向へ
ノートパソコンについても、スマホと同じように、ディスプレイ、パソコン本体、キーボード、カメラ、タッチパッド、スピーカーなど全てが一つの筐体に収まっています。
これだと、なにかハード的な問題が1つでも起きると、作業内容によっては使えなくなってしまいます。
パソコンが故障して、一番困るのは「データ」
最低限データを別ドライブにすれば、万一パソコンのハード的な故障が起きても他のパソコンで利用することができます。
もちろん、OSやアプリケーションもパソコン本体と別ドライブにすれば、なお安心になります。
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