Ubuntuには、デスクトップ環境の異なるものが公式にいくつか存在し、このXubuntuはUbuntuにXfceデスクトップ環境を利用しているOSになります。
Ubuntu(および他のUbuntuフレーバー)の17.10について、特定のLenovo、AcerシステムでBIOSとの互換性がない問題があり、現在は17.10.1で対応していますが、その辺りも考慮して16.04の長期サポートリリース版(Xununtu 16.04.3 LTS)を取り上げました。
Xubuntuのデスクトップはこんな雰囲気
他のUbuntuと比べても、Xfceデスクトップ環境のため軽めで使いやすいと思います。
録画していても、さほど影響を受けませんので、明らかに軽い感じがします。
特に、購入した時のOSがWindows 7(7を含む)以前のPCでしたら、Lubuntu以外ならどのUbuntuでも、16.04 LTSの方が良いと思います。
Xubuntuの特徴
Xubuntuは、使い勝手の良さを考慮した軽量ソフトウェアを中心に構築され、スムーズで使いやすいデスクトップを意識して構築しています。
最小システム要件
- CPU:PAEをサポート
- RAM:512 MB (1GB推奨)
- ハードドライブスペース:7.5 GB(20GB推奨)
PEAとは物理アドレス拡張(Physical Address Extension:PAE)のことで、インテルのIA-32アーキテクチャで4GB以上のメモリを扱う技術のことです。
また、Pentium Pro以降、および同世代の互換プロセッサで利用されています。
Pentium Proの生産時期を調べると、1995年11月から1998年まで(Wikipedia)とのことですので、それ移行のPCならば普通は問題が無いでしょう。
アプリケーション
プリインストールされているアプリケーションには、Webブラウザ、メールソフト、ワードプロセッサ、エディタ、音楽やビデオプレイヤー、写真などのビューアーや多くの便利なツールがあります。
さらに、アプリケーションやゲーム、ツールが必要な場合は、Ubuntu Software Centerから簡単にインストールすることができます。
サポート期限
Xubuntu 16.04(Xenial Xerus):2019年4月までサポートが有効
ちなみに
Xubuntu 17.10(Artful Aardvark):2018年7月までサポートが有効
となっていますので、インストールに際しては参考にしてください。
インストールと起動テストについて
インストールテストは、Xununtu 16.04.3 LTS 64bitをVirtualBox Ver5.2.4にて行っています。
ライブ起動テストは、Xununtu 16.04.3 LTS 32bitを元Windows XP(32bit)パソコンで行いました。
ライブ起動用PCのスペック
- CPU:Celeron M 360J 1.4GHz/1コア
- RAM:256MBに512MB増設(計768MB)
10年以上も前のPCですが、問題なく起動していますので、普通にWindowsが動いているPCならば問題がないと思われます。
まとめ
今回はXubuntu16.04.3 LTS(Xenial Xerus)を取り上げました。
Xubuntu=Xfce + Ubuntu という無料OS
最小システム要件
- CPU:PAEをサポート
- RAM:512 MB
- ハードドライブスペース:7.5 GB
サポート期限
- 2019年4月までサポートが有効
ライブ起動テストは、Xununtu 16.04.3 LTS 32bitを元Windows XP(32bit)パソコンで行いました。
10年以上も前のPCですが、問題なく起動しています。
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