Enso OSは、XubuntuベースのLinuxディストリビューションで、シンプルなPantherアプリケーションメニューによって、わかりやすく、素早くアクセスできるようになっています。
OS自体もシンプルさを念頭に置いて、設計されており、誰にとっても簡単なオペレーティング・システムを目指しています。
今回は、そんな『Enso OS 0.3 “Rabling Rose”』についてまとめています。
『Enso OS 0.3』のデスクトップはこんな雰囲気
以下の映像は、VirtualBoxで、メモリ2GBを割り当ててキャプチャーしています。
『Enso OS 0.3』の特徴
Ubuntuの上にXfceデスクトップ環境を組み込んだ「Xubuntu 18.04 LTS」をベースに構築されています。
特徴としては、Pantherアプリケーションメニューによって、シンプルで必要と思われる機能を提供しつつ、効率的にPCを利用できる環境にしています。
また、プリインストールされているアプリケーションは最小限ではあるものの、少なすぎて使えないということはありません。
必要に応じて、インストール後のWelcom画面などから、簡単にインストールすることが可能です。
システム要件
公式サイトを探したのですが、システム要件という形では、探した限り見つけられませんでした。
そのため、ベースのXubuntu 18.04 のシステム要件を記載しておきます。
最小要件
- CPU:PAEサポート(概ねこの10年以内のCPUは対応していると思われます)
- メモリ:512MB(推奨1GB)
- 必要ディスクスペース:7.5GB(推奨20GB)
最小システム要件レベルをVirtualBoxでテスト
メモリを512MBに設定した場合
以前の「Enso OS 0.2」の時もそうでしたが、起動はするもののメニュー操作や、アプリケーションの立ち上げで、だいぶ遅延を感じます。
メモリを1GBに設定した場合
このレベルでも、「0.2」同様に少しモッサリ感がありますので、テストしたPC環境下では、推奨レベルという感じではなく、最小要件レベルという気がします。
推定したシステム要件
あくまでも、テストしたVirtualBoxでの話になりますが、以下のレベルと思われます。
- CPU:PAEサポート
- メモリ:1GB(推奨2GB)
- 必要ディスクスペース:7.5GB(推奨20GB)
ダウンロード
公式サイトでは、SourceForge.netへ飛ばされ、直接ダウンロードされます。
https://sourceforge.net/projects/enso-os/files/
なお、日本語化やインストール等については別記事にいたします。
まとめ
シンプルで使いやすい『Enso OS 0.3』の特徴
Xubuntu 18.04 LTSベースのOS
Pantherアプリケーションメニューで、必要と思われる機能を提供し、効率的にPCを利用できる環境。
プリインストール・アプリは必要なものを少量
必要に応じて、簡単にインストールすることが可能で、好みのアプリを後でインストールするだけ。
システム要件
探し方が悪いのか、公式サイト上では、見つけられませんでした。
ベースになっているXubuntu 18.04 のシステム要件より、VirtualBoxでテストして確認。
最小要件レベルは以下のとおり
推定したシステム要件
- CPU:PAEサポート
- メモリ:1GB(推奨2GB)
- 必要ディスクスペース:7.5GB(推奨20GB)
見かけの割には少し重たい感じがしますが、発展途上ということで…
ダウンロード
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