Chakraは、KDEとQtテクノロジを重視したGNU/Linuxディストリビューションで、Arch Linuxから分岐したセミローリング・リリースモデルのOSです。
また、デフォルトデスクトップ環境は、KDE Plasmaですが、他のPlasmaデスクトップを採用しているOSと比較して、軽い印象を受けました。
なお、Chakraは「ハーフローリングモデル(half-rolling model)」と表現しており、定期的に更新されるシステムコア上で、最新バージョンのPlasmaデスクトップとアプリケーションを利用できるようになっています。
『Chakra 2019.01-RC3』のデスクトップはこんな雰囲気
以下の映像は、VirtualBox(Ver.6.0.2)にて起動・メニューなどの操作状況の確認を行いました(メニューからプリインストールアプリがわかります)。
なお、メモリの割当は2GBに設定しています。
『Chakra 2019.01-RC3』について
2018年12月末にリリースしているRC2版では、VirtualBoxにおいてですが、2度インストールを試して、2度とも途中でフリーズ状態でした(VirtualBoxのバージョンのみ変わっています)。
また、その前のバージョンのChakraでは、日本語入力設定がうまく行かずに断念していました。
あくまでも、当方のパソコン環境でのことですので、他の方が同じ状況かはわかりません。
しかし、ここに来てRC3版では、なんの問題もなくインストールから日本語入力設定まで、いとも簡単に終わり、当方の環境でも使えるOSになったようです。
システム要件
記事作成時点で、『Chakra 2019.01-RC3』のシステム要件が見つかりませんでしたので、「Chakra 2017.10 “Goedel”」時点の内容になります。
- CPU:64ビットをサポートしたプロセッサx86-64、x64、x86_64、AMD64、およびIntel 64
- メモリ:2GBのRAM
- ディスク:ドライブスペースの8GB
- 1024 x 768以上の解像度が可能なスクリーン
- インターネット接続(厳密には必須でない)
ダウンロード
公式サイト
ダウンロードページ(URL)
https://rsync.chakralinux.org/releases/testing/
インストール用USBメモリの作成
今回は「Etcher」で書き込み、ライブ起動まで確認出来ています。
また、公式サイトでは、Windows環境において「win32diskimager」をオススメしているようです。
なお、いつも使っている「UNetbootin」では、うまく起動できませんでした。
インストールと日本語化及び日本語入力については別記事にいたします。
まとめ
Chakra(2019.01-RC3)は、Arch Linuxから分岐したセミローリング・リリースモデルのGNU/Linuxディストリビューションです。
RC3版ではあるものの使えるようになった
インストールから日本語入力設定まで、簡単に利用できるOSになったようです(当パソコン環境下にて)。
システム要件(Chakra 2017.10 “Goedel”より)
- CPU:64ビットをサポートしたプロセッサ
- メモリ:2GBのRAM
- ディスク:ドライブスペースの8GB
ダウンロード
公式サイトのダウンロードページ(URL)より
インストール用メディアの作成
「Etcher」で書き込み、ライブ起動まで確認
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