ちょっとした情報の共有や不特定多数に情報をすばやく拡散したい時に、元になった情報をそのまま転載?(そう表現してよいのかわかりません)できる便利なツイッターのリツイート機能。
お手軽で便利で役に立つのですが、たまに炎上騒ぎが起きたりと……利便性と危険性が見え隠れしています。
※リツイートを言葉辞典などで調べると、引用して再投稿することなどと表現しているものもありますが、個人的には引用の要件を満たしていないものが多いと考えますので、あえて「転載」と書かせていただきました。
開発者も後悔した機能?
開発者が後悔したとされるリツイート機能。
簡単に情報拡散できるので、誰でもある程度の危険性は感じていたでしょうが、これほど炎上さわぎになりやすいシステムとは思っていなかったでしょう。
また、使う人のモラルをあてにするわけではないにしろ、悪いことばかりで目立ってしまったようです。
なかには、人助けのつもりでリツイートしたら「いたずら」や「フェイクニュース」の拡散に利用されたなんてこともありました。
リツイートで裁判にも
この件の詳細をご存知無い方は、検索すれば出てきますので、要点のみを記載したいと思います。
仕組みや関係性を表現したいので、あえてこのような形にさせていただきます。
- 第三者が、ある著名人などを批判する内容のツイートを行う
- その第三者のツイートを、フォロワーが多数いるジャーナリストが、そのままコメントなどを加えずにリツイートする
- 名誉を傷つけられたとして、リツイートしたジャーナリストへ損害賠償を求めた
最初の第三者のツイートの内容の真偽が問題にもなると思いますが、あくまでも裁判では名誉棄損を認め、「真実と認めるに足りる証拠はない」とのことでした。
安易なリツイートは注意
ここで言いたいことは、この裁判が正しいとか間違っているということではありません。
そのまま何も書かずにリツイートしただけでもリツイート自体の行為が問題となり、最初の第三者のツイート内容を肯定しているとされたということです。
つまり、コメントを追加しないリツイートは「肯定」ということにされる可能性があるということです(ほとんどそうでしょうが絶対ではないでしょう)。
フォロワーが少ないから平気?
この件でのポイントはもうひとつあり、ジャーナリストなのでフォロワーが多かったということです。
「フォロワーは殆どいないので関係ない」と思っていたら、トラブルに巻き込まれるかもしれません。
誰でも最初は、フォロワーが少ないものです。
何かをキッカケにブレイクして、フォロワーが急増することがあります。
そのキッカケになったツイート(リツイート)が、後に問題になることも可能性としてあります。
まとめ
ツイッターの便利なリツイート機能ですが注意が必要
- 開発者が後悔したとされるリツイート機能。
- 簡単に情報拡散できるので、使い方によっては危険もある。
- 人助けのつもりでリツイートしたら、いたずらに加担ということも……
リツイートで裁判になることも
コメントなどを加えずにリツイートしただけでも問題になった。
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