最近は、フェイクニュースだの、デマ拡散だのインターネットにおいて、どれが真実か非常にわかりにくくなっています。
また、フェイクニュースとまではいかなくても、曖昧なことを言ったレベルが、いつの間にか断言に変わって広まっている…なんてことも簡単に起きる時代です。
さらに、ちょっとした仲間内へのふざけたツイートが、独り歩きしてしまい「デマの拡散」となることも有りえます。
たとえば、インターネットが無い時代は、情報伝達に時間がかかりますから、どこかで間違いに気がつく可能性がありました。
しかし、現在のように光の速度で情報伝達されるのですから、まるでパンデミックのように抑えきれない状況で拡散してしまいます。
たとえ、善意での拡散リツイートでも、デマだった場合は大変で、本来被害者であるとは思いますが、加害者的におかれてしまうこともあります。
緊急時ほど要確認
人は、「今だけ」とか「緊急」、そして「助けて」みたいなキーワードに弱いものです。
よくショッピングで「今だけ」○○割引というような場合、損してはいけないという気持ちが働いて、よく調べもせずに実は割高なものを購入してしまうこともあります。
また、「緊急」「急いで」という言葉に振り回されて、本来ならばワンステップずつ確認をとるようなことでも、すっ飛ばしてしまったり、きちんとした判断ができないこともあります。
さらに、「助けて」みたいなキーワードでは、疑う気持ちをなくしてしまうことも多いのではないでしょうか?
つまり、緊急で助けが必要と思えるような事態ほど、慎重に事を進める必要があります。
まあ、当然といえば当然です。
本当に必要な事なら相手への連絡も
「え!これはスグにリツイートして拡散しないと…」と感じる内容を見つけた場合は、どの程度リツイートされているのかを、確認してからでも遅くはありません。
まだ、リツイートが数件レベルなら、直接相手に連絡してみることもよいでしょうし、その発信元が自分で動けない状況なら、拡散するより直接関係各所に連絡してあげるほうが助かると思います。
そして、リツイートが数十件以上のレベルなら、内容にもよりますが、慌てずに状況を確認してからでも良いかもしれません。
取り敢えずここで調べてから
whotwi グラフィカルTwitter分析
Twitter IDをフォームに入力するだけで、簡単分析、仲良しの人、ツイートの傾向、どんなキーワードで多くツイートしてるのかが変わります。
「仲良しの人」などもでてきて、なかよし度もわかりますので、その人達に聞いてみることも出来ます。
また、どんなキーワードを使って普段ツイートしているとか、どれぐらいの頻度で、どのようなツイートをしているのかの雰囲気はつかめると思います。
もちろん、普段ふざけたようなキーワードを使っているからといって、緊急の何がが起きないとは限りませんが、少し冷静になるにはちょうど良い時間を稼ぐことができるでしょう。
画像に騙されるな
ツイートの画像に騙されることもあります。
2016年4月に起こった熊本地震のときに、「ライオンが放たれた」というデマツイートがありましたが、あれはライオンが町中を歩いている写真があったので、騙されてしまった人もいたと聞いています。
特別騙すために加工された画像なら、まだ仕方がありませんが、どこかネットで拾ってきた画像を適当に利用してのデマならば、画像検索でわかった可能性があります。
ちなみに、画像検索については、以下の記事を参考にしてください。
これぐらいしてから善意で拡散
ここで、取り上げた内容を確認しても、ツイートを拡散する必要があると感じて行ったリツイートである場合は、たとえそればデマであったとしても、ある意味、諦めもつくのではないでしょうか?
もちろん、あなたが拡散したリツイートで迷惑を被った方々がいるならば、その方々には申し訳ないと思われるでしょうが、それでも拡散するべきと判断したのですから、仕方がありません。
でも、このような確認をすることなく、「あ、大変だ!」善意で拡散…それが、デマで大迷惑。そして、本来は騙された被害者から、加害者と同列に扱われては、目も当てられません。
まとめ
善意の拡散リツイートでも、デマだった場合は大迷惑に
緊急時ほど要確認で冷静になりましょう。
また、本当に何らかの助けが必要なら直接連絡や、確認も有りでしょう。
リツイートが数件レベルなら
- 直接相手に連絡してみる
- 発信元が自分で動けない状況なら直接関係各所に連絡してあげる
などの対応のほうが良いかもしれません。
リツイートが数十件以上のレベルなら、慌てずに状況を確認
- whotwi グラフィカルTwitter分析
ツイートの画像があるなら画像検索
- ネットで拾ったような画像ならわかるかもしれません。
取り敢えず、これぐらいは最低確認して、冷静になってから、しっかり対応しましょう。
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