とても軽くて、ちょっとかわいいイメージの『Puppy Linux』日本語版。
パソコンでWindows以外のOSは、触ったことがないという方は、この Linuxから始めたほうが、無料OSの世界にすんなりと入ることができると思います。
なんか簡単に、使いこなせそうな気がしますよね?
なぜ『Puppy Linux』日本語版を最初に試すと良いのか?
このLinuxは、軽いながらたくさんのアプリケーションを持った上、日本語としてはじめから使えますので、日本語化については、全く気にする必要がありません。
さらに、初めてLinuxなどを試してみる時に、一番気になるのは、スペックやハードウエアの相性で、OSが立ち上がらないケースがあるということです。
パソコンが古くなって、Windowsのサポートも切れる方が、無料OSにしようと試している場合ですと、パソコンのスペックが低い場合があります。
また、スペック自体もよくわからない状態でOSが立ち上がらない場合、何が問題なのかわからず諦めてしまうこともあります。
そうならないためには、まず確実に稼働するであろう『Puppy Linux』日本語版を最初にお試しするのをおすすめします。
ちなみに、過去に10台ぐらいになりますが、一度も立ち上がらないことがありませんでした。(もちろんバージョンは違います)
中には、どんなOSでもダメで、諦めかけていたところ『Puppy Linux』日本語版を試したら、稼働した上に、インストールまで問題なくできました。
『Puppy Linux』日本語版の雰囲気
この様子はUSBメモリで起動している状態です。
上の画像をクリックすると拡大表示できます
ちょっとパピーな雰囲気ですので、ビジネス的にはどうかという気がしますが、取っ付きやすい雰囲気ですし、一通りのソフトウエアは入っていますので、USBメモリに入れておいて、サブ用として、または緊急用などに利用することができます。
『Puppy Linux』日本語版の稼働システム要件
PC/AT互換パソコンで以下のスペック以上で稼働します。
- CPU: i586(Pentium, AMD K5 以降)
- RAM: 256MB, CDROM: 20倍速以上
- USBメモリやハードディスクの空き容量が640MB以上あれば可
- メモリが256MB以上
※256MB以下でもswap あるいは仮想メモリを利用することで可能、メモリが512MBあるとかなり快適に利用できます。
メモリ以外の要件はWindows98レベル程度ですので、もしいま現在、何らかのWindowsが動いているパソコンならば、基本的には、まず間違えなく稼働するでしょう。
パピーリナックス 日本語版
USBメモリに入れて利用するのが良いかも
使い方は自由ですが、古く今は使っていないWindows XP レベルのパソコンでも利用できますので、そのような古いパソコンにインストールして、バックアップマシンにするのもいいでしょう。
また、USBメモリに入れておいて、緊急用に利用したり、いつも持ち歩いて、ちょっとした時に他のPCに差し込んで使うこともできてしまいます。
古いUSBメモリでも事足りる程度の容量ですので、あえてUSBに入れて利用したほうが良いと思います。
USBメモリに入れて使う場合は、下記を参考にしてください。
関連記事:Windows風の無料OS『Zorin』インストール不要でお試し!
セッション保存ファイル
基本的には、『Puppy Linux』のシステムを RAM上に読み込み動作し、 そのまま終了すると次回起動時には、またもとに戻っています。
継続的に使う場合は、終了時の指示に従ってセッションを保存するためのファイルを作ります。
上の画像をクリックすると拡大表示できます
上の画像をクリックすると拡大表示できます
まとめ
『Puppy Linux』日本語版を最初に試す理由。
スペックやハードウエアの相性で、OSが立ち上がらないケースは意外と多くあります。
そんな中、パソコンのスペック自体もよくわからない状態で、OSが立ち上がらない場合、何が問題なのかわかりません。
確実に稼働するであろう『Puppy Linux』日本語版を、最初にお試しすることで、無料OSがどういうものかを知ることができる上、今後色々と試す際の参考にすることができるでしょう。
『Puppy Linux』日本語版の稼働システム要件
- CPU: i586(Pentium, AMD K5 以降)
- RAM: 256MB, CDROM: 20倍速以上
- USBメモリやHDDの空き容量が640MB以上あれば可
- メモリが256MB以上
メモリ以外の要件はWindows98レベル程度
このスペックで稼働しますので、超古いパソコンにインストールするのも可能です。
また、USBメモリで緊急用や普段持ち歩いて利用しても良いでしょう。
もちろん、Windows XPやWindows Vistaが動いていたパソコンなら、サクサク動くでしょう。
追記(2020/02/06):コメントにて紛らわしいとのご意見をいただいたため、表現を修正しました。
コメント
ここで紹介されている precise puppy は、2014年リリース、ベースになった ubuntu precise は 2012年リリースです。記事の最後に記されているように、windows XP や Vista 世代のPCに適合するでしょう。
英語版では tahr puppy が最新です。これの日本語化については Puppy Linux 日本語フォーラムに情報があります。
>超古いパソコンにインストールするも良し、USBメモリで緊急用や普段持ち歩いて利用しても良いでしょう。
この一文は初心者には紛らわしいと思います
超古いパソコンは先ずUSBメモリで起動出来ないので、もうちょっとだけ書き方を変えた方がよろしいかと
バージョンによって推奨環境変わってきますよね?
はい、基本的にはそうなりますね。