Ubuntu Studio 18.04 は、Ubuntuの公式フレーバーの一つですが、サウンドやビデオ、グラフィックスなどの創造・制作プラットフォームとして設計されたマルチメディア指向のGNU/Linuxディストリビューションです。
また、それに伴うワークフローのパフォーマンスを最適化するために、フリーのマルチメディア・アプリケーションがプリインストールされています(インストール時にパッケージを選択可能)。
『Ubuntu Studio 18.04』のデスクトップはこんな雰囲気
この映像は、VirtualBox(Ver.5.2.8)にて起動状況の確認を行い動画にしています。
なお、メモリの割当は2GBに設定。
Ubuntu 18.04 LTS と比べて、メニュー操作において、若干軽いという印象はあるものの遅延というほどではないのですが、クイックではない感じです(VirtualBoxでメモリ2GBにおいて)。
『Ubuntu Studio 18.04』について
Ubuntu Studio 18.04 Bionic Beaver は、他の公式フレーバーとは異なり、長期サポート(LTS)リリースではありませんが、Ubuntu 18.04 LTSに基づいています。
最小システム要件
- メモリ:1GB(4GB以上推奨)
- 必要なハードディスク空き容量:10GB(システムをインストールするための容量)
ビデオ編集やマルチメディア制作アプリケーションによっては、多量のメモリを要するため、少なくとも4GB以上を推奨とのことです。
ダウンロード
公式サイト
ダウンロードページ
http://ubuntustudio.org/download/
アプリケーション
インストール時にマルチメディアパッケージを選ぶことでプリインストールされる主なアプリケーションの一部を紹介します。
オーディオ関連
- JACK:プロオーディオ使用のために設計された低レイテンシーのオーディオおよびMIDIサーバー
- Ardour:録音、ミキシング、マスタリングに適したデジタルオーディオワークステーション(DAW)
- Audacity:オーディオウェーブエディタ
- Qtractor:MIDI対応DAW
- Hydrogen:ドラムマシン/シーケンサー
- Yoshimi:ソフトウェアシンセサイザー
など多数
グラフィックス関連
- Blender:本格的な3Dコンテンツ作成スイートで、3Dモデルを作成してシーンをアニメートすることが可能
- Inkscape:Illustratorなどに似た機能を備えた、ベクターグラフィックスエディタ
- GIMP:Photoshopに似た機能を有するグラフィックスエディタ
- MyPaint:グラフィックタブレットで動作するように設計されたデジタルペイントツール
など多数
ビデオ関連
- Openshot:ビデオ、写真、音楽を追加してDVD、YouTube動画、その他のさまざまなフォーマットを作成できるビデオエディタ
など
その他、上記のデスクトップ映像におけるメニュー操作をご覧ください。
なお、ライブ起動やインストール、日本語入力は別記事にします。
まとめ
Ubuntu Studio 18.04 は、Ubuntuの公式フレーバーで、サウンドやビデオ、グラフィックスなどの創造・制作プラットフォームとして設計
フリーのマルチメディア・アプリケーションが多数プリインストールされています。
Ubuntu Studio 18.04 Bionic Beaver は、長期サポート(LTS)リリースではありません。
最小システム要件
- メモリ:1GB(4GB以上推奨)
- 必要なハードディスク空き容量:10GB
ダウンロード
公式サイトダウンロードページ
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