KXStudioは、UbuntuベースのLinuxディストリビューションで、オーディオ制作のためのソフトとプラグインがプリインストールされたKDEデスクトップ環境のOSです。
ライブ起動でも利用できますので、Live USBとして持っていても良さそうです。
『KXStudio』のデスクトップはこんな雰囲気
この映像は、VirtualBox(Ver.5.2.12)にて起動状況の確認を行い動画にしています。
なお、メモリの割当は2GBに設定。
『KXStudio』について
今回の『KXStudio』は、Ubuntu 14.04.5 LTSをベースにしたプロフェッショナルなオーディオ制作のためのアプリケーションと、プラグインのコレクションです(2017年6月のリリース)。
なお、Ubuntu 14.04.5 LTSは、2019年4月までサポートされていますが、現時点(18.04)で2世代前のLTS(Long-term support)版です。
2世代前ということで、気になるとは思いますが、利点もあります。
単純に、低スペックPCでも対応できるということで、オーディオなどのマルチメディア系アプリが多数プリンストールされており、意外なメリットになっているのではと思います。
もちろん、あまり低スペック過ぎるとOSをインストールできても、アプリケーションがうまく起動しないなどの問題もあるでしょう。
プリインストールアプリやプラグイン
LinuxやWindows用の独自のカスタムアプリケーションとユーティリティ(フル機能のオーディオプラグインホスト、JACKパッチベイなど)、オープンソースのオーディオプラグインがあります。
最小システム要件
- メモリ:1GB
- 必要なハードディスク空き容量:8GB
以下の映像は、VirtualBoxにてメモリ1GBを割り当てて、起動した様子です。
2GB割り当てている前述の映像と比較しても、特に問題があるようには感じませんでした。
もともと、Ubuntu 14.04.5 LTSのシステム要件的には、384MB以上のメモリが必要ですが、1GBであればKDEデスクトップ環境の『KXStudio』でも大丈夫でしょう。
つまり、サポート切れになってしまったWindows VistaあたりがインストールされていたPCで、『KXStudio』を利用できるということになります。
サポート切れOSの入っていたPCが、オーディオやマルチメディア系のプリンストールアプリが多数入ったOSを起動できるということは、大きな利点です。
ダウンロード
公式サイト
http://kxstudio.linuxaudio.org/
ダウンロードページ
http://kxstudio.linuxaudio.org/Downloads
なお、インストール、日本語入力は別記事にします。
まとめ
KXStudioは、オーディオ制作に特化したOS
- Ubuntu 14.04.5 LTSをベースにしたプロフェッショナルなオーディオ制作のためのアプリケーションと、プラグインのコレクション
- Ubuntu 14.04.5 LTSは、2019年4月までサポート
プリインストールアプリやプラグイン
- LinuxやWindows用の独自のカスタムアプリケーションとユーティリティ
- オープンソースのオーディオプラグイン
最小システム要件
- メモリ:1GB
- 必要なハードディスク空き容量:8GB
サポート切れになってしまったWindows VistaあたりがインストールされていたPCで、オーディオやマルチメディア系のプリンストールアプリが多数入ったOSを起動できる。
ダウンロード
公式サイトダウンロードページより
コメント