フィッシング対策協議会では、「国税庁をかたり、個人情報やVプリカ発行コード番号等の入力を促すフィッシング 」の報告を受けているとして注意を促しています。
2024/01/11 15:00 現在において、フィッシングサイトは稼働中であり、JPCERT/CC にサイト閉鎖のための調査を依頼中だそうです。
さらに、類似のサイトが公開される可能性にも注意とのことです。
フィッシングの内容
下記以外にもバリエーションが存在すると思って対処してください。
メール件名
・【最終通知】滞納した税金がございます!【税務署】
・【重要】滞納した税金がございます!【税務署】
メール本文
フィッシング対策協議会にあったサンプルより、本文を抜粋(原文のまま)させてもらいました。
サンプル1
国税還付金の電子発行を開始しました。
e-Taxをご利用いただきありがとうございます。
令和5年度の税制改正等のうち、 以下の申告手続について、 追加及び修正を行い。
税制改正に伴い、 税金の状況をわかりやすくするため。
E-Tax の個人納税アカウントを持つことを全員に義務付けています
このメール受信後24時間以内に下記の専用リンクからE-taxアカウントをご登録ください。
以下省略
サンプル2
あなたが納税すべき国税等につきましては、いまだ納められていません。
▼以下のリンクをアクセスし、 記載されてる方法で直ちに全額を。
https://cnl●●●●.com
以下省略
両サンプルとも変な日本語で、句読点の扱いが日本人ではないのを物語っています。
サンプル2のリンクは表示されているURLがそもそも変で、実際のアクセス先も以下であり、あまり意味がないような感じです。
https://nbl●●●●.com/ など
公式サイトでの注意喚起
不審なショートメッセージやメールにご注意ください
https://www.e-tax.nta.go.jp/topics/topics_20220815.htm
不審なメールや電話にご注意ください
https://www.nta.go.jp/information/attention/attention.htm
e-TaxのPCサイトのトップページ(インデックスページ)には、上部メニューのスグ下に目立つように「緊急のお知らせ」として「令和5年11月22日 不審なショートメッセージやメールにご注意ください(令和5年11月22日更新)」と上記の注意喚起ページへのリンクがありました。最新の情報ではないのですが、目立つ記載になっていました。
国税庁のPCサイトのトップページ(インデックスページ)には、上部メニューのスグ下に目立つように「緊急のお知らせ」として「不審なメールにご注意ください」と上記の注意喚起ページへのリンクがありました。
万一気になるメールを受信してしまった場合は、サイトにアクセスして確認すればわかりそうです。
メールの内容が気になる場合
万一、何らかの滞納があると気になる方がいるかもしれません。
そんな時は、特徴的な文言でネット検索してみましょう。
フィッシング詐欺に関連するような情報が見つからない場合でも、メッセージ記載のリンクからアクセスせずに、以前自分でブックマークした正しい URL や、公式アプリ等の正式な別のルートから確認することを徹底しましょう。
まとめ
国税庁を装うフィッシングに注意
このフィッシングについて
メールの文章がおかしいので、冷静であれば詐欺と気づくと思います。
メールの内容が気になる場合
ネットで特徴的な文言を検索してみましょう。
詐欺情報がみつからなくアクセスして確認する必要を感じてしまったら、以前アクセスしたことのある「別の正式なルート」から行ないましょう。
コメント