メールソフトを新しく使い始めると、初期設定でHTMLメール形式になっていることが多い(ほとんどそうかも……)と思います。
メールソフトの作成者側からすれば、メールの利便性を上げるためにフル機能で利用してもらいたいと思うのが普通です。
そのため、何気なくHTMLメールから使う人が多くなるのもうなずけます。
しかし、車の場合で考えると、たとえスピードメーターに時速200kmの表示があっても日本国内ではその速度を出すことができません。
運転技術レベルから見ても多くの人では無理でしょうし、速度制限があり法的にも問題になります。
何についてもそうですが、利便性と危険性を天秤にかけ自分で判断する必要があります。
フィッシング詐欺にかかりにくい
最近の情報発信はSNSが主体になり、直接HTMLを見る機会もあまりないと思います。
中には、「HTMLって何?」という人もいるかもしれません。
そうなると、HTMLメールでURLの偽装が簡単にできるということを、知らない人もいるでしょう。
ちなみに、以下の映像はURLをHTMLメールで偽装したのと同じようにしてみましたので、ご確認ください。
上の方に見えているURLは、HTMLメール上から見えているURLになります。
マウスオンで映像下に見えるのが、アクセスさせるURLになります。
つまり、見えているURLとアクセスさせるURLが異なります。
通販などでは、売上を伸ばすためにもHTMLメールの画像入りメールで送ることが多々ありますので、本物そっくりのHTMLメールで送られた場合、注意していないとニセのURLへアクセスしてしまう危険があります。
ビジネス的には?
ビジネスでHTMLメールを利用するには、注意が必要です。
HTMLメールで送った場合、相手に意味が通じないことがあります。
最近はあまり無いでしょうが、「赤文字のところを修正してもらいたい」と依頼されたことがありました。
相手は、HTMLで赤くしているので何気ない説明なのですが、こちらは色がついていなくて困ったものです。
ビジネスの場合は、相手がHTMLメールを利用しているケースは少ないとおもいますので、テキストで行うべきでしょう。
利便性を求めるなら
それでもやはりHTMLメールは便利ですので、プライベートでは利用したいと思う人もいるでしょう。
その場合は、Gmailで受信するようにします。
Gmailのアドレスで受信しても良いのですが、Yahoo!、Hotmail、その他のウェブメールや POP アカウントからインポートでき、Gmailで受信することが可能です。
そして、スパム類を一気に処理してもらうことで、ある程度安全にHTMLメールを見ることができます。
ウイルスメールはどうなる
POPアカウントをインポートしGmailで受信するようにしていると、たまにウイルスの警告があり、そのままサーバーに残してあると通知されます。
その場合は、別途メールサーバーから直接削除するようにしています。
まとめ
HTMLメールはなるべく使わないほうが安全
テキストメールと異なり偽装やURLをクリックさせやすい
ビジネス的にはテキストメール
IT系ではない小さな会社にありがちですが、個人レベルでHTMLメールを利用していることがあります。
そのような会社の管理職の方は、注意が必要かもしれません。
個人的に利便性を求めるなら
プライベートで利用したいなら、Gmailで受信するようにします。
- Gmailのアドレスで受信する。
- Yahoo!、Hotmail、AOL、その他のウェブメールや POP アカウントからインポートする。
スパム類を一気に処理してもらうことで、ある程度安全にHTMLメールを見ることができます。
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