BunsenLabs Linuxは、Debian Stableベースの軽量で簡単にカスタマイズ可能なOpenboxデスクトップのディストリビューションです。
このプロジェクトは、 すでに開発が終了しているCrunchBang Linuxディストリビューションのコミュニティを継続。
『BunsenLabs helium-rc1』のデスクトップはこんな雰囲気
この映像はVirtualBox(Ver.5.2.8)にて起動状況の確認を行い動画にしています。
なお、メモリの割当は2GBに設定しています。
ちなみに、OSの設定で日本語化されているのですが、メニューは日本語化されていませんでした。
また、アプリケーションソフトは、日本語になっているソフトや英語のままのソフトもあり、このあたりは日本人として少し残念です。
『BunsenLabs helium-rc1』について
このOSは、カスタム設定といくつかの追加があるDebian Jessieデスクトップで、64bitと32bitの両方に対応しています。
ですから、Windows Vistaがプリインストールされていたような古いPCでも利用でき、現役のPCに蘇らせることも可能です。
プリインストールアプリ
例えばオフィス系(libreoffice)の場合を例に説明しますと、ワープロソフトは入っていますが、それ以外の表計算などは、メニューのアプリがあるであろう部分に「インストール」という項目があるので、必要に応じでインストールする形になります(上記映像を参照)。
使わないアプリをインストールしておいても、HDDスペースの無駄遣いですし、その都度インストール用のアプリを別途立ち上げてインストールするよりも手早く対応出来ます。
ちなみに、インストールはコマンドでの対応ですが、指示にしたがって何度か指示のコマンド「Y」などを、入力するだけで完了します(もちろん初回の一度だけです)。
ただ、このような手法には好き嫌いがあると思いあますが、古いPCを使う場合は、潤沢なHDD容量があるとは限りませんから、助かる人もいるでしょう。
最小システム要件(公式サイト参照)
- CPU:Pentium 4,1GHz
- メモリ:256MB(推奨1GB)
- 空きディスク容量:10GB
ちなみに、Windows Vistaの最小システム要件は、CPUは800MHzなのですが、メモリは512MBです。
通常は、スペック的にギリギリということはまずないので、Vistaクラスなら問題がないでしょう。
また、いま起動テストなどで使っている元Windows XPだったPCのスペックは、以下の通りです。
- CPU:Celeron M 360J 1.4GHz/1コア
- メモリ:256MBに512MB増設(計768MB)
もともとWindows XP Professionalでしたので、当時普及機レベルのものより、ちょっとだけ高めのスペックではありましたが、『BunsenLabs helium-rc1』は、このXPレベルのPCでも使えます。
メモリ256MB(64bit)に割当てテスト
VirtualBox(64bit)にて、メモリ割り当てを256MBにして、アプリの起動までを確認してみました。
メニュー操作におきましては、2GB割当の時とさほど変わりはなく、明快な違いは感じませんでした。
また、オフィスソフトでの入力を確認しましたが、入力と変換に明らかな遅延を感じることはなく、物理メモリが少なくても平気そうな感じです。
なお、実機での確認(上記PC)も行いましたが、ライブ起動とメニュー操作、オフィス系ソフトについても問題ありませんでした。
ダウンロード
公式サイト
ダウンロードページ(ミラーサイト)
https://mirror.vinzv.space/bunsenlabs/helium/rc1/ ←現在ページが消失しています。
なお、インストールと日本語入力につきましては、別記事にさせていただきます。
まとめ
『BunsenLabs helium-rc1』は、64bitと32bitの両方に対応
Debian Stableベースの軽量OSで、簡単にカスタマイズ可能なOpenboxデスクトップです。
プリインストールアプリについて
ある程度揃えていますが、部分的には必要に応じてメニューから簡単にインストールする形を取っています。
最小システム要件
- CPU:Pentium 4,1GHz
- メモリ:256MB(推奨1GB)
- 空きディスク容量:10GB
Windows VistaレベルのPCであれば、特に問題ないでしょう。
isoファイルのダウンロードページ
ミラーサイトから
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