無料なのに、アプリがはじめからしっかりインストールされている…というOSもあれば、『elementary OS』のように、必要最低限のアプリのみで、あとは好みのものを自分でインストールするというのもありです。
『elementary OS』は不要なアプリケーションの削除をする必要もありませんので、間違って必要なソフトを削除してしまう心配もありません。
ただ、必要なアプリケーションソフトを(無料のもの等を選んで)アプリストアから簡単にインストールするだけです。
『elementary OS』の公式サイトでは、OS自体を購入してもらう形を取っています。
しかし、価格は自分で決めることができますので、今回「0」と金額を指定して、ダウンロードさせてもらっています(実質的に無料OSになる)。
『elementary OS』のデスクトップはこんな雰囲気
シンプルで使いやすそうなデスクトップ環境なので、TV等につなぐPCにて利用し、リビング用としても良さそうです。
VirtualBoxで、メモリ2GBを割り当ててキャプチャー
『elementary OS』の特徴
Ubuntuベースのデスクトップディストリビューションで、Pantheonデスクトップ環境を利用しており、他のディストリビューションと雰囲気が異なります。
また、写真、音楽、ビデオ、カレンダー、ファイルなどの多くのカスタムアプリケーションにより、オリジナリティーが感じられますが、それぞれのアプリケーションはシンプルな感じで、人によってはメジャーなアプリを好むかもしれません。
システム要件
公式サイトにて、推奨システム要件とされている基準です。
- CPU:Intel Core i3 またはそれと同等のデュアルコア 64bit プロセッサー
- メモリ:1GB
- 空きディスクスペース:15GB
- インターネット接続も必要
最小システム要件の確認テスト
VirtualBoxにて、メモリーを512MBと768MBにてテストしてみました。
メモリーを512MB
確かに起動はしますが、OSの立ち上がりに数分かかり、アイコンをクリックして、アプリケーションを起動させるにも、反応しているのか心配になりました。
メモリーを768MB
我慢できるレベルで起動し、アプリもとりあえず使えるようですので、細かい話ですが「最小システム要件」は、メモリー768MBかなという感じです。
テストの結果からみて
実際には、推奨システム要件としていますが、64bitのPCならば、通常1GB単位のメモリーでしょうから、実質最小システム要件になってしまうでしょう。
elementary OSは、64bit対応なので、一般的にはWindows 7 あたりからのPCがターゲットになります。
そうなるとメモリーについては、2GB以上あるのが普通ですので、稼働については問題ないと思います。
アプリケーション
プリインストールされているアプリは、基本的なアプリ(ミュージック、ブラウザー、メールクライアント、フォト、ビデオ、カレンダー、ファイル、ターミナル、エディター、カメラ等)だけなので、必要に応じてアプリストアから、簡単に好きなアプリケーションをインストールできます。
また、インストールされているアプリケーションも、アプリストアを通じて、簡単にアップデートすることが可能です。
尚、Ubuntuでもそうですが、デフォルトでウインドのコントロール3つのボタンが、すべて左上にあります。
elementary OSは、クローズボタン「x」だけが、左上にありますので、Windowsやその他のOSを一緒に使う場合には、使いにくい可能性があります。
まとめ
『elementary OS』は、シンプルで使いやすそうなデスクトップ環境
プリインストールされているアプリも必要最低限
推奨システム要件は、テストしてみると、実質的に最小システム要件と思ったほうが良いでしょう。
- CPU:Intel Core i3 またはそれと同等のデュアルコア 64bit プロセッサー
- メモリ:1GB
- 空きディスクスペース:15GB
アプリケーションは必要に応じてアプリストアから、簡単に好きなアプリをインストールや、アップデートすることが可能です。
尚、インストールについては、別記事にさせてもらいます。
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