先日の「フランシスコ・ザビエルの襞襟」の記事に頂いたコメントで、甲賀忍者、甲賀市の「甲賀」の読みが「こうか」であると……
伊賀(いが)、甲賀(こうが)などとよく耳にしていましたので、たしかにマンデラ効果のようだと思い自分なりに調べてみました。
まずは甲賀忍者を調べる
やはり「こうが」とくれば、甲賀忍者や甲賀衆(甲賀者)などと思われます。
そこで、ネットでデジタル大辞泉の内容を確認してみました。
「甲賀忍者」が無かったので「甲賀衆」で調べました。
甲賀衆(読み)こうがしゅう
https://kotobank.jp/word/%E7%94%B2%E8%B3%80%E8%A1%86-494424
「こうが」と読むようです。
「甲賀市」という地名について
この読みが「こうか」については、2003年になるようですが、市町村合併後の市名決定のために投票が行われた結果、「こうか」としたようです。
http://www.gappei-archive.soumu.go.jp/db/25siga/82-kouga/dayori-pdf/h-14.pdf
ちなみに、決選投票の結果は、甲賀(こうか)27票、甲賀(こうが)10票、こうか 0票、となり甲賀(こうか)に決定したとのことです。
つまり、地元でも「こうが」という読みを選んだ方がいるように「こうが」という読みも存在しています。
なお、さすがに「甲賀市」のサイトで「甲賀忍者」は「こうかにんじゃ」としていました。
地域の平和を守った「甲賀衆」
甲賀(こうか)といえば隣接する伊賀(いが)とともに「忍びの里」として広く知られています。
https://www.city.koka.lg.jp/10977.htm
地名や人名には読み方が色々ある
たとえば、人名で「中田」と書いてなんて読むかと聞けば、「なかた」や「なかだ」と両方聞くと思います。
いつも間違われて読まれる(呼ばれる)人もいるかと思いますが、その都度言い直させるのも面倒だと思って、そのまま間違ったままにしていることもあるでしょう。
特に上の立場で自分にとって苦手な人が間違っている場合は、放置してしまう人もいるのではないでしょうか?
「こうが」読みはマンデラ効果じゃないのか?
実際には「こうが」という読みも残っていますので、マンデラ効果ではなく「こうが」という読み方もあったということだと思います。
市町村合併後に「甲賀市」となり「こうかし」と改めて知らしめたことで、遠方の人々にとって聞き慣れない「こうか」が変に感じたのではないかと思います。
そもそもマンデラ効果とは
一般的にはオカルトの類や虚偽記憶とされてしまうかと思いますが、パラレルワールドが存在するのではと思う人もいることでしょう。
もし、パラレルワールドが存在し、その時の記憶との相違をマンデラ効果と呼ばれているというのならば、現時点において証拠となるようなものは無いハズです。
そして、(記憶を元に作ったのかもしれない)現在と異なる二次創作物だけが存在すると思います。
そうでないと、逆にマンデラ効果と言われる全てのことが、単なる間違えや勘違いで済まされてしまうのではないでしょうか?
まとめ
「甲賀」の読み方は「こうが」?「こうか」?
甲賀市の読みは投票できまった
「こうか」と「こうが」の両方が存在しました。
甲賀忍者も両方あった
- デジタル大辞泉では「こうが」
- 甲賀市サイトでは「こうか」
結局、地元以外では聞き慣れないので伊賀・甲賀という流れから甲賀(こうが)が良く聞かれたのではと思います。
コメント
最近のマンデラエフェクト
・『聞』の13画目が右に出ていない
・ロダンの「考える人」、左ヒザに右ヒジを置いている
・渋谷のハチ公像、左耳が垂れている&左目を閉じている
・ウクライナ国旗は、上が黄色、下が青だったはず