3月は転勤や卒業・入学に伴う引っ越しの時期になります。
しかし、引っ越し業者を中々見つけられずに困っている方もいることでしょう。
仕方なく、4月にずれ込むことになる方もいるようです。
東京に引っ越すことが決まっていても、物件がまだでしたら、是非この記事を読んでから考えてみてください。
物件の内容と利便性、金額だけで選ばない
近所の話ですが、昼は賑わっている雰囲気がする町並みなので、空き店舗物件があると比較的すぐに決まります。
しかし、1〜2年もすると再び空き物件になって、同じことの繰り返しになっている地域といいますか物件があります。
つまり、空き物件の下見をしている時間と、これから店などを出すメインの商売時間帯の確認ができていないことが原因と思われます。
このように、ビジネスですら下見や下調べが足りないことで、儲けるどころか損失の方が大きくなってしまいます。
個人の引っ越しだからといって、単純に金額や利便性だけではなく地域の安全面も確認してから選んだ方がよいでしょう。
防災・交通事故・犯罪・事故物件も確認
人口密度の極端に高い東京は、万一大地震が起きればとてつもない被害にあってしまいます。
また、人が多いので交通事故や犯罪も必然的に多くなってしまいます。
さらに、安価な賃貸物件の中には、事故物件(事件や事故を含む何らかの原因で居住者が死亡した経歴のある物件)なども多く貸し出されていることもあります。
慣れない東京に引っ越してきて、災害や事故、犯罪に巻き込まれることの無いように確認出来る時にはしておきましょう。
東京都防災マップ
3.11が近いせいも有り、最近は防災関連の商品やニュースが多めになっていますが、それ以外でも首都圏や南海トラフ巨大地震が、この30年以内に発生する確率は70%程度と言われていますので、東京に引っ越してくるなら、防災も忘れないようにしたほうが良いでしょう。
http://map.bousai.metro.tokyo.jp/index.html
以下の防災施設や、災害時帰宅支援ステーションの情報を地図から確認できます。
- 一時滞在施設
- 避難所
- 避難場所
- 給水拠点
- 医療機関
- 都立学校
- コンビニエンスストア
- 飲食店チェーン等
- ガソリンスタンド
- 帰宅支援対象道路
交通事故発生マップ
交通事故の多い場所や危険な場所は必ずありますので、過去の事故を確認することで、その地域の交通事情がわかります。
https://www2.wagmap.jp/jikomap/Portal
以下の交通事故概要などを見ることができます。
- 事故状況別マップ(一般道路)
- 事故状況別マップ(高速道路)
- 時間帯別事故状況マップ
- 死亡事故発生地点マップ
- 先週の死亡事故発生地点
- 交通人身事故発生状況
犯罪情報マップ
普通住宅の下見に訪れるのは、昼が多いと思いますが、夜になると環境や印象ががらっと変わってしまう地域もあります。
引っ越す前に、交通ルートにあたる地域の過去の犯罪状況を確認しておけば、安心度が高くなります。
http://www2.wagmap.jp/jouhomap/Portal
以下の犯罪概要などを見ることができます。
- 町丁目単位
- 不審者情報
- 区市町村単位
事故物件公示サイト:大島てる CAVEAT EMPTOR
駅など交通機関に便利な場所で、安価だからと飛びついてしまわないように、気になったら該当物件を確認しておきましょう。
以前記事にしていますので、よろしければ以下もご覧ください。
まとめ
東京に引っ越すことが決まっていても、物件がまだなら、防災・交通事故・犯罪・事故物件も確認を!
- 東京都防災マップ
防災施設や、災害時帰宅支援ステーションの情報 - 交通事故発生マップ
交通事故概要や発生度合いをマップ上にて確認 - 犯罪情報マップ
犯罪概要や発生度合いをマップ上にて確認 - 事故物件公示サイト
事故物件の有無と事故等の内容
物件自体の設備や防音性の確認、商業施設や各種利便性だけではなく、これらの周辺状況も押さえておくと、夜遅くなって帰宅するような場合でも、多少安心感が増すことでしょう。
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