最近は、TVで痛ましい交通事故のニュースが絶えません。
報道では、事故の状況までしか取り上げませんが、任意保険にきちんと加入していなければ、被害者やその家族はたまったものではありません。
事故などのトラブルアンケート
日本法規情報が運営する(金銭トラブル相談サポート、交通事故・示談相談サポート、法律相談窓口案内 高齢者交通事故・示談・賠償)サイトの運用情報やアンケートを元に「交通事故に関するアンケート」を行った結果を公表しました。
- 調査期間 2019/01/25~2019/02/08
- 回答者 665人(男性 332人 女性 333人)
質問:交通事故に遭遇した時のための保険に加入していますか(単一回答)
任意保険加入者は全体の80%になっています。
質問:ご自身が交通事故に遭遇したことはありますか(単一回答)
事故にあったことがあると答えた人が63%もいました。
質問:その交通事故によるトラブルは解決しましたか(単一回答)
「解決はしたが、その結果に不満がある」が32%、「解決していない」が4%なので、納得出来ていない人が36%はいるという結果です。
統計からみると
損害保険料率算出機構・自動車保険の概況2018年度版から、統計結果を見てみましょう。
自動車共済・自動車保険 対人賠償普及率(2018年3月末)を確認すると、共済・保険計で88.0%という結果になっています。
前述のアンケートは無作為に選んた人が対象ではないので、アンケートの対象から見ると交通事故などで困った状況にあった人が多かったと思われます。
全国平均では、共済・任意保険普及率が88%なのに、前述のアンケートで2割の人が未加入でした。
結果的にみると、全国平均よりも任意保険の未加入率が高いため、事故の保証について不満が多いということでしょう。
加害者になる前に想像しよう
任意保険に加入しない人は、加入する必要性を理解していないと思います。
- 自賠責保険があるから大丈夫と思っているとか……
- 運転には自信があるから余計な費用は払いたくないとか……
- 今月はお金が無いから、来月になったらとか……
1.自賠責保険(強制保険)が担保する部分を理解せずにいるのだとしたら、交通ルールをしらないで運転しているようなものです。
対人事故の賠償だけになりますので、自動車車両など対物の保証はありません。
補償(限度額)
- 死亡 3000万円
- ケガ 120万円
後遺障害は程度に応じた等級によって
- 75万円~4000万円
2.「運転には自信があるから自分は事故を起こさない」と考える人がいたなら、車の管理不十分で起きる問題や、突然の体調不良により事故を起こしてしまうこともあります。
そうならないためには、想像力を働かせ任意保険に入りいくらかの費用を支払うか、入らないで万一加害者になってしまった場合の保証を比べてみましょう。
3.お金がある時に加入するという考えは、きっと後悔するでしょう。
だって、事故を起こしたあとで、あの時入っていれば人生が変わった……なんて思いたくないですよね?
被害者になる前に特約を確認
事故にあってしまった場合、加害者が任意保険に加入していなかったら大変です。
例えば、自車が止まっている時にぶつけられて加害者が任意保険に入っていなかったら、修理するのも買い換えることも出来なく、中途半端な状況になることもあります。
示談の窓口もないので、相手次第で話が全くすすまなかったりします。
万一、そうなった時に役立つのが、弁護士費用特約です。
自分の保険を傷つけずに使えて、いい事だらけですので、以下の記事を参考にしてみてください。
カーシェアリングという選択肢も
任意保険の必要性は理解するものの、その費用を捻出できないという人は、カーシェアリングを検討してみてはいかがでしょうか?
車を所有しているのでしたら、その維持費用と比べて、どちらが得かを考えてみるのも良いと思います。
https://report.hot-cafe.net/car-sharing-2176
まとめ
事故のトラブルアンケートをみてみる
日本法規情報が「交通事故に関するアンケート」を行った結果を公表
回答者 665人
- 任意保険加入者は全体の80%で、20%が未加入
- 自身が交通事故に遭遇した人が63%
- その交通事故によるトラブルの結果に納得出来ていない人が36%
自賠責保険(強制保険)は人への保証
対物保証は無いので、事故を起こした場合は揉め事になりやすい。
カーシェアリングなら
カーシェアリングなら、通常任意保険に加入済み(利用するカーシェアリングを確認してください)になっているので、任意保険に未加入で車を運転するぐらいなら、よほど安心できます。
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