今日は、ネットで「何かがおかしい写真」というのを見てみましたが、作りもんでしょ…と思えるようなものでも、話題になっているんだなと思いました。
そんなわけで、結論から申し上げると、自分で作ってみました。
本当の心霊写真を探して来られた方には、大変申し訳ありませんが、上の写真のどこがおかしいかわかりますか?
加工は意外と簡単
この写真はPhotoshopで5分位かけて作りました。
多少、心霊写真的に見えるのではないかと思うのですが…
元は以下の画像になりますが、目はそれらしくするために隠しています。
女性の左手をコピーして、子供の肩に乗せていますので、肌の色や手の大きさで違いが出ないようにしています。
そして、心霊写真ぽく見せるために目を隠しています。
ほんの少しの時間でできてしまいますので、きっとそれなりの技術をお持ちの方がやれば、もっとスゴイのがバンバンできてしまうと思われます。
見極めは出来ないのか?
誰もがそう思うでしょうが、コピーして作ったようなやり方の場合、本人の体のパーツだとわかりにくいでしょう。
しかし、写真自体が加工されているのかどうかの判断をつける方法があります。
FotoForensicsなら加工しているかがわかる
JPEG または PNGファイル形式ならば、画像を解析して加工の可能性を判断することが出来ます。
英語のサービスですが、使い方は簡単で以下の2つの方法があります。
- 画像のURLをコピーペーストして、直接調べる方法
- 保存した画像を、アップロードして調べる方法
※アップロードされた写真は、サイト管理者やリサーチパートナーによって表示される可能性があります。
結果の見極め方
加工しているところが、白くなって現れてきます。
積極的にいじって形を大きくしたり、細くしたりと変えているようなケースは、はっきりと白くでるようです。
しかし、何種類か試したのですが、色を変えているような場合(色の変え方もあると思われます)は、出ないこともあるようです。
ちなみに、以下の画像は、左側の人物が持っている帽子を消しています。
このケースは、人物の影を消すような場合の加工と同じになると思われますが、その帽子を消した部分は逆に黒くてなにも加工の痕跡はありません。
ただし、良くみると全体的にザラついているのに、その部分は真っ黒のような感じで、ひとつの見極めのポイントになるかもしれません。
それでは、これらのことを踏まえて、冒頭の加工している画像を試してみましょう。
なんと、この画像全体が加工している感じのようで、輪郭が白く浮き出ています。
今回は、元の画像もそれなりに加工されていたので、あきらかにこれは加工している写真ということで、もし心霊写真として掲載していたら、偽物と疑われても仕方がありません。
この手法でも、はっきりと白くでないような加工方法もありますので、白く浮き上がらないから本物だとは限りませんが、ひとつの目安にはなるでしょう。
サイトの説明でも、画像全体のマイナーな色調整など、エラーレベルの可能性を大きく変えないデジタル修正は、検出されないことがあるとのことです。
心霊写真やスゴイ写真だからといって、安易に信じないで確認してからでも遅くはないですね。
まとめ
写真の加工は意外と簡単で、慣れている人ならほんの数分で、それなりの画像ができます。
ネットは、ある意味匿名の世界でもありますので、気になる写真や画像は自分で調べてみるのも良いのではないでしょうか?
FotoForensicsというオンラインサービスで、ある程度の判断が可能です。
JPEG または PNGファイル形式ならば、画像を解析可能で、調べるには2つの方法があります。
・画像のURLをコピーペーストして、直接調べる方法
・保存した画像を、アップロードして調べる方法
結果の見極め方は、加工をしているところが、白くなって現れてきますので、きつい加工はクッキリ出ます。
ただし、加工方法によっては、そのような結果にならないことがあるようで、絶対ではないので注意が必要です。
コメント