はじめからスマホでネットから各種情報を取得している人は、あまり気にならないと思いますが、パソコンからインターネットを見始めていた人(特に大きな画面)は、情報を取得し辛いと思っていることでしょう。
特に”データ通信量”と”画面の大きさ”が壁となって、パソコンよりも少ない情報で収集をやめてしまうケースが多いと思われます。
というよりも、それで十分と思ってしまうでしょう。
そのため、目立つ情報や上部に表示されている情報のみで、事柄の全体像をイメージしてしまう可能性が高まります。
インターネットの利用環境の調査
LINE株式会社は、インターネットの利用環境に関する調査を実施し結果を発表しました。
2016年4月より半期に一度の定点調査を行なっており、今回は2019年上期の調査結果となります。
調査概要
- 調査対象:全国の15~59歳の男女
- 標本抽出方法:住宅地図データベースから世帯を抽出し個人を割り当て
- 調査方法:調査員による個別訪問留置調査
- 調査対象者数:合計803サンプル(人口構成比に沿って抽出)
- 調査時期:2019年4月
スマホでのインターネット利用が大半
今回の調査で、「スマホのみ」での利用者が全体では54%となり、初めて5割を超えてきました。
- スマホでインターネットを利用するのは全体の92%で、PCでの41%の倍以上
- 15-19歳で「スマホのみ」利用者が81%
- 女性では「スマホのみ」利用者が67%
調査の結果は、ここまでになります。
ネットからの情報取得に偏りが出る!?
掲示板やニュース、各種記事に対するコメントでも組織的に行うことで、全然違う意見や評価に見せることが可能になります。
たとえば、時系列で古い順に表示されるコメント機能の場合は、いくつかの特定のサイトでニュースなどが発生するたびに、組織的に一斉に書き込んで、世間一般はこう考えるというように誘導することができてしまいます。
パソコンでみると多くのコメントを一画面で見ることができますから、少しスクロールして全体をみれば、上の方にだけ違う意見が固まっているような場合もすぐにわかります。
しかし、スマホの場合はデータ通信量や画面の大きさなどから、ひたすらスクロールさせて全部見る人は稀ではないでしょうか?
さらっと見た印象で、世間の意見はこうだと思ってしまいやすくなり、嘘も100回言うことで本当になる…というようなことになりかねません。
フェイクニュースやフェイクコメント、フェイクレビューと蔓延するのも「スマホのみ」での情報収集により、騙されやすくなっているということもあるかもしれません。
どうする情報の偏り
パソコンがあれば、たまにはパソコンでみるのも違う側面が見えるかもしれません。
新聞や雑誌もあるので、幅広く情報を見るようにしたほうが良いでしょう。
もちろん、立ち読みだって良いと思います。
また、スマホだけの人でも反対の意見を見てみるのも重要です。
大切なのは、幅広く情報を見てみることで、都合よく集められた情報ばかり見てしまうことの無いように、自主性をもって情報収集を行ったほうがよいでしょう。
まとめ
スマホのみでネットから情報収集…情報の偏りは大丈夫?
”データ通信量”と”画面の大きさ”が壁となって、少ない情報取得になりがちに……
インターネットの利用環境の調査(LINE)から
- 全体で「スマホのみ」利用者が54%
- 15-19歳で「スマホのみ」利用者が81%
- 女性では「スマホのみ」利用者が67%
- スマホでインターネットを利用する(PCも利用するを含む)のは全体の92%
偏る可能性のある情報取得
少ない表示内容から情報を取得していくので、目立つ情報や最初に表示された情報に目が行きやすくなります。
特定の情報に対して、掲示板やニュース、各種記事に対するコメントでも組織的に行えば、世の中の全体の印象を操作することが可能になってしまいます。
情報の偏りには
- たまにはパソコンで見る
- たまには新聞や雑誌でも見る
- スマホでも反対の意見を見る
コメント
明らかに対象の尊厳を軽視した
反応がネットに世間として現れる現状の本当の理由は、
今のこの世の市場の種類が皆が要らない社会を競争してるタイプだから、自他への尊厳を軽視できる人間の方が社会の問題を無視して感情を持てて社会に有利
だからだと思う。
それを社会側が社会側のせいでない〇〇のせい個人問題だと矮小化して片付けて来て今の感情言論構造があると思う