高齢者の相次ぐ自動車事故…”運転に自信あり”で過信者多数!

先月は87歳の高齢者が運転する乗用車により、母子の命が失われる痛ましい事故が発生しました。

後でわかってきたことですが、杖を使っていたなど足に問題があったとの報道もあり、運転を舐めているなという印象しかありません。

よほどハンドル操作や反射神経に自信がなければ、急ブレーキを踏めないような足の状態で、運転をするなど普通なら考えられません。

高齢者運転事故と防止対策アンケート

実は2年前のアンケートなのですが、MS&AD基礎研究所が「高齢者運転事故と防止対策」について調べており、興味深い内容でしたので、今更ではありますが取り上げてみました。

このアンケート調査は、全国47都道府県における各年代の男女計1,000人(男性593人、女性407人)に対して、2017年2月8日~13日の間にインターネットによる調査を行ったものです。

運転に対する自信が問題

以下の図表は、運転に対する自信の割合を表しています。

出典:MS&AD基礎研究所

アンケートの返答から「かなり自信がある」と「ある程度自信がある」を「自信がある」としてブルーラインで表示。

また、「あまり自信はない」と「自信はない(不安である)」を「自信がない」としてオレンジラインで表示しています。

「自信がある」割合は、20代から60代前半にかけて徐々に減少していきますが、65歳から運転に自信を持つドライバーの割合が急激に上昇しています。

そして、80歳以上では”72.0%”が「運転に自信あり」と回答している驚きの結果になっています。

そもそも、これらの高齢者ドライバーは、自信過剰な状態なのですから免許を自主返納するわけもありません。

自主返納する人は、己を知っていて意外と安全なドライバーだったかもしれません。

家族に高齢ドライバーがいたら

同居なら早めに免許の返納をさせたほうが良いでしょう。

たとえ、免許更新時の「認知機能検査」でパスしたとしても、その後に問題が出ることだってあります。

また、認知に関する問題がおきても、常に判断や記憶がおかしいのではなく、「まだらボケ」というような状態もあります。

運転中そのような状況になったら大変ですが、実際に身内でそのような状況になりました。

その時は、バイクだったのですが、外出時に保護されてしまいました。

走っている場所が何処だかわからなくなったようで、保護されたのですが、事故をおこさなくて良かったと思います。

まあ、それをキッカケにバイクには乗せなくなりましたが……

問題は認知だけじゃない

警察庁交通局「平成29年における交通死亡事故の特徴等について」によれば、75歳以上の高齢運転者は、操作不適による事故が最も多くなっています。

また、操作不適のうちブレーキとアクセルによる踏み間違い事故は、75歳未満が全体の0.8%に過ぎないのですが、75歳以上の高齢運転者は6.2%と高い水準でした。

いくら認知の問題がなくても冒頭の87歳の例のように体の問題がありますので、健康体だとしても反射神経や運動機能の事を考えれば、75歳は一つの目安になりますので、免許の返納を家族で考えてみてはいかがでしょうか?

もし、高齢者の親族が事故をおこしてしまった場合、高齢者は大人だから知らないでは済まないでしょう。

たとえ社会的に責任を追求されなくても、家族を特定されネットバッシングを受けるかもしれません。

まとめ

高齢者運転事故と防止対策アンケートから

80歳以上では”72.0%”が「運転に自信あり」と回答

自信過剰な状態なので、免許を自主返納は望めない?

たとえ「認知機能検査」でパスしても

認知の問題は、急に進んだり、まだらボケのような状態もある

認知だけじゃない運動機能も問題

75歳以上の高齢運転者は、操作不適による事故が最も多い

75歳は一つの目安

免許の返納を家族で考えてみてはいかがでしょうか?

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